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Rafu Shimpo
Sep 29, 20162 min read
ロサンゼルスの空気
LAに長年住むと、亜熱帯的で季節感に乏しい環境の中で日本人的な四季の移ろいへの細かい感覚が鈍化するような気がするが、一方で過ごしやすい気候に恵まれた地だとは思う。二兎は追わず無い物ねだりはしない心境だ。LAはすぐ回りに山も海も砂漠もある良さがあり、広い空間があって人々の心の...
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Rafu Shimpo
Sep 28, 20162 min read
火中の栗を拾う
リオ五輪の最後のフラッグ・ハンドオーバー(東京五輪引継ぎ式)のパフォーマンスの映像に皆さんもあ然とされたと思います。 その「奇跡の8分間」の仕掛人の一人、クリエイティブ・ディレクターは「火中の栗を拾うつもりで引き受けた」と言っていました。去年12月、東京五輪エンブレムや...
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Rafu Shimpo
Sep 27, 20162 min read
情感を記億の底に積み重ねる
昨今、朝の7時はまだ明けきれず、夕方の7時はもう真っ暗である。朝も夕も2時間ずつお日さまがどこかに行ってしまったようだ。 夏の夕は9時頃まで日が残っていたのに、今はあっという間に暗くなる。「秋の日はつるべ落とし」日本語はなんて適確な表現だろうと膝を打つ。そのきめ細やかな...
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Rafu Shimpo
Sep 24, 20162 min read
お疲れさま、LAの声
「ドジャースの声」と称される伝説的アナウンサー、ビン・スカリーさんが、67年間の実況人生に、惜しまれながら、あと10日あまりで終止符を打つ。「お疲れさま」「ありがとう」と言いたい。 1927年、ブロンクス生まれのニューヨーカーが地元でデビューしたのは、大学を卒業した翌年...
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Rafu Shimpo
Sep 21, 20162 min read
鎌倉から蕎麦の出前
郊外に住む友人から「小堺さんが日本から来て蕎麦を打ってくれるんだけど、食べにおいで」と誘いがかかった。 幸いなことに仕事の予定はゼロ、美食家ではないが食い意地は人一倍、ましてや小堺さんの手打ちの蕎麦がシカゴに居て食べられるなんて、宝くじに当たったようなものである。 ...
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Rafu Shimpo
Sep 20, 20162 min read
小池都知事にエール
「後だしジャンケンはしません」と早々と出馬し、公認せずとの反発もものかは、当選を決めた小池百合子都知事。就任1カ月あまりの活動は、まるで池井戸(「半沢直樹」などの原作者)ドラマを見ているようなワクワク感さえ感じさせる。と言えば不謹慎であろうか。まず第一に、安全性などに問題あ...
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Rafu Shimpo
Sep 14, 20162 min read
もうひとつのパラリンピック
「世界は確かに苦難に満ち溢れているかも知れない。しかしそれを乗り越えている多くの人がいることも事実なのだ」。視覚と聴覚の重複障害者で生涯を障害者福祉に尽力したヘレン・ケラーはこの言葉を残した。 マリオに扮した安倍首相が登場し、4年後の東京五輪に向けた演出で幕を閉じたリオ...
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Rafu Shimpo
Sep 13, 20162 min read
月見る月はこの月の月
あまりの美しさ、神々しさに、野ウサギたちも飛び跳ねて喜ぶという十五夜の月。 童謡の世界だけではなく、日本の風習として十五夜、中秋の名月、芋名月などと称して旧暦の8月15日にお月見を楽しむ。太陽暦では、9月中旬から10月初めになり、日にちは毎年変わる。今年は9月15日。ま...
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Rafu Shimpo
Sep 10, 20162 min read
アメリカの未来
ここ1年余り、久しぶりに友達に会うたびに、よくも悪くも最初の話題は「トランプ」だ。誰もが皮肉っぽい笑みを浮かべて呆れたように首を振る。 メキシコ人へのトランプの極端な偏見差別発言に対して怒りと失望を感じる。女性や他のマイノリティーに対しても彼から思いやりも感じられない。...
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Rafu Shimpo
Sep 8, 20162 min read
ワシントン州法に驚く
8月12日付シアトルタイムスを読んで驚いた。 昨年シアトル市内で起きた観光用水陸両用車(ダック)事故で死亡した韓国人女子留学生の両親は、1909年に制定されたワシントン州法によれば、賠償金請求が認められないのだという。 ...
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Rafu Shimpo
Sep 7, 20162 min read
変幻自在の解釈
日本語では何かを言う時、正しい表現かどうかとは別に、なるべく穏やかな言葉で表現するのが一般的に良い日本語であるとされている。例えば『女中さん』 という代わりに『家政婦さん』と呼び、『百姓』(この言葉はもともとは由緒正しい言葉なのだが)を『農業従事者』などと言い換えて満足して...
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Rafu Shimpo
Sep 3, 20162 min read
男の手料理 シシャモ南蛮漬け
今ではないが、時季ともなれば中国系のマーケットなどに新鮮な子持ちシシャモが並ぶ。本当はカペリンと呼ばれ、シシャモとは違う種らしいがどちらにしてもおいしい。 前回は3ポンドほど買ったが、後で「もう少し余計に買っとけば」と思ってしまった。 ...
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Rafu Shimpo
Sep 1, 20162 min read
圧巻・島根の足立美術館
春、島根県は安来に足立美術館を訪れた。圧巻の一日となった。 岡山から宍道湖経由で出雲に足を伸ばし、昨年高野山と伊勢神宮に参った続きで、数十年ぶりの出雲大社往訪の念願を果たした。さらに松江城、そこからお堀沿いの小泉八雲の旧邸などを巡ってから安来に移り一泊、翌朝訪れた足立美...
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Rafu Shimpo
Aug 31, 20162 min read
お土産文化
今年の夏は千客万来だった。日本からは仕事上の知人はじめ中高生の姪と甥、東部から来た娘の友人など入れ替わり立ち代わりやってきては拙宅で旅装を解いた。今流行りのAIRBNB(現代版民宿)並みの賑わいだった。 日本からの客人は必ずお土産を持ってきた。鹿児島特産の芋焼酎や山本山...
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Rafu Shimpo
Aug 30, 20162 min read
小さな日米交流
今年も鹿児島からのホームステイのプログラムを行いました。これは私の子供たちが毎夏、鹿児島の学校で体験入学を受け入れていただいたお礼にと、学校に提案をして始めたものです。アメリカの文化や言葉に触れる機会をつくることで、多様な考え方や違った文化があることを知ってもらおうという試...
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Rafu Shimpo
Aug 27, 20162 min read
子どもたちのために
新学期がちょうどスタートし、子どもたちが学校に戻った。来週から2学期が始まる日本では、焦りながらギリギリになって宿題に取りかかり、滑り込む生徒も多いことだろう。そのほとんどが、真っ黒に日焼けした顔を見せ合う級友との再会を喜ぶ一方で、遊びほうけた夏休みのブランクから慣れない授...
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Rafu Shimpo
Aug 25, 20162 min read
祭りに汗
日系社会の大きなイベント、二世週祭・七夕祭りが終わった。ここ何年かパレードに参加することも見ることもなかったので、変化があったかどうかはわからない。 今年はパレードに参加して踊った。沿道の人々は、日系人というより、現地アメリカ人が多いように思われた。日本人・日系人は、リ...
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Rafu Shimpo
Aug 24, 20162 min read
「シカゴの母」のお墓参り
シカゴの中西部仏教会は、戦時収容所を出た河野行道師により1944年開山された。 お寺の運営資金を捻出するために、一世メンバーが知恵を出し合ってスタートしたカルチャー・フェスティバルが「銀座ホリデー」と呼ばれる夏祭りで、日系人だけでなく広くコミュニティーの人々が毎年このお...
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Rafu Shimpo
Aug 23, 20162 min read
ホームメイドレシピ
お手製らしい金柑ジャムが送られてきた。拙書をお送りしたお礼である。英語書きのレシピが添えてあり、手紙にはこうあった。 この金柑ジャムはことの外、評判が良い。作り主は最近このジャムを作っている途中で体調を崩し、お嬢さまがベッドに寝た母親から聞き取りをして、レシピを書き残す...
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Rafu Shimpo
Aug 20, 20162 min read
学問と市民をつなぐ
ロサンゼルスを飛び出してオーストリアのウイーンへ。親友と久々に再会した。 世界遺産の街を2人で散策し、ウイーン名物・仔牛のシュニッツエルやザッハトルテを味わう。その間も2人のガールズトークは止まらなかった。 私たちはハワイ大学の同じ寮に住んでいた。当時博士課程にいた...
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