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Rafu Shimpo
Jun 8, 20162 min read
死者は死なず
それほど親しいわけではなかったが、近々会いたいと思っていた。その矢先、ゲリーが急逝した。62歳だった。 5歳の時に両親に連れられてハンガリーからアメリカに移住したユダヤ系一・五世だ。熱心なユダヤ教徒だった。大学時代には「キブツ」(イスラエルの集産主義的共同組合)で1年間...
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Rafu Shimpo
Jun 7, 20163 min read
二つのふる里
岡山県倉敷市にあるシニアを対象とした高級コンドミニアム「サン・オークス倉敷」が発行している月刊ニュースレターに羅府新報に関する記事が掲載されている。 レターサイズ4ページのカラー刷り紙面のうち、二分の一ページを割いて書かれた記事は、同所に居住する林昭子さんが「日本語新聞...
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Rafu Shimpo
Jun 4, 20162 min read
歴史的なオバマ「ケア」
現職の米大統領としてオバマ氏が、初めて被爆地・広島の土を踏んだ。平和記念公園内の原爆慰霊碑に献花し黙とうを捧げてくれた。約17分もの演説で核兵器廃絶へ強い決意を表明。 碑文には「安らかに眠って…」と刻まれている。気持ちを込めた演説は、原爆犠牲者のみならず、戦死者、そして...
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Rafu Shimpo
Jun 2, 20162 min read
高齢者の今後
「敬老」4施設が売却されて4カ月になる。周りの皆さんからいろいろな質問を受ける。情報が錯綜しているものと思う。 売却に伴う、煩雑な事務処理などの対応に追われながらも、居住者がこれまでと同じサービスを受けられるようスタッフが頑張っている。一方、売却した側の「敬老シニア・ヘ...
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Rafu Shimpo
Jun 1, 20162 min read
50周年祝うシカゴ沖縄県人会
先日、シカゴ沖縄県人会が創立50周年を迎え、220人が参加して祝賀会が催された。 半世紀である。若い頃は半世紀などというと、果ての見えない遠い歳月だったが、自分が渡米以来46年目を迎えてみると何のことはない束の間の時の流れである。 ...
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Rafu Shimpo
May 28, 20162 min read
同じことを繰り返さないで
羅府新報が経営危機をコミュニティーに報告する社告を出して2カ月。瞬く間にあちこちで話題になった。 日本の新聞社、ロサンゼルスタイムス、NHKやKPCCなども取材に訪れ、社長や編集長にインタビューしたり、スタッフの働く姿や、年季の入って黄色に変色した古い新聞を撮影したりし...
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Rafu Shimpo
May 26, 20162 min read
ねむの木学園のこどもたちとまり子美術展
ねむの木学園の子供たちの絵は、不思議な絵です。絵の技法を持っているわけでもない、形もまちまち、線も真っ直ぐでない…なのに子供たちの絵のこの迫力、この力強さはどこから来るのでしょう。 強い意思表示、思わず心和む絵、じっくりと時間をかけ丹念に仕上げた絵、普通の人には描けませ...
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Rafu Shimpo
May 25, 20162 min read
ホームレス、それぞれの生き方
ホームレスにならざるを得なかった人。自らホームレスの生活を選んだ人。それぞれの行き方が米国内で共存している。 ある時、オフィス付近の交差点でひとりのホームレスの男性と出会った。同僚によると彼は路上で生活するホームレスで、いつも礼儀正しく、すれ違うとあいさつしてくるという...
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Rafu Shimpo
May 24, 20162 min read
迷惑をかけて生きよ
ハーバード大学で75年以上にわたり、同じ人物の人生感を探る研究が行われており、その過程で分かったことがあります。 若い頃には富や名声を目標にしてそれが幸せにつながると考える人が多いのですが、幸せ感をより強く持つのは、良好な人とのつながりなのだそうです。友人の数や既婚か未...
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Rafu Shimpo
May 21, 20162 min read
大統領選挙方式の盲点
各党の大統領候補者が絞られた。いよいよ次は11月の本選挙だ。 大統領は国民の直接投票による多数決で選出されるのではない。現行は総数538人の選挙人(議員総数+ワシントンDCの3人)の過半数(270人)を獲得した者が新大統領に就任する…という間接投票方式である。 ...
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Rafu Shimpo
May 19, 20162 min read
熊本地震からひと月
新幹線が熊本駅に近づくにつれ、ブルーシートで覆われた屋根がいくつも窓の外に見えてきた。瓦のほとんどが落ちた家も…。 熊本・人吉温泉で5月に予定されていた夫の大学同期生会は、4月の地震で中止かと思われた。しかし、交通機関の復旧とともに幹事からは「被災地支援のためにも決行」...
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Rafu Shimpo
May 18, 20162 min read
『党人の歎』
私たち詩吟流派が催す恒例の「春季吟詠大会」が先月末に実施された。会員自身が選んだ吟題を吟詠するのだが、その中で師範の一人が吟じた詩が私にはひときわ印象深く響いた。その吟題は「党人の歎」という詩で、安井朴堂という明治から活躍した教育者で、詩の内容は明治の政党人の対立、抗争、謀...
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Rafu Shimpo
May 17, 20162 min read
男のジャケット
今、LAカウンティー美術館で、男性服装史が特別展示されている。1715年から現在に至る300年の歴史を300体のマネキンが着た服が見せてくれる。 18世紀、絢爛豪華な女性の服装にマッチするきらびやかな男性のジャケットは、丹精こめた刺繍で縁取られ、丁寧に縫製されている。誰...
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Rafu Shimpo
May 14, 20162 min read
ご飯にしょう油
最近本紙に「卵かけご飯」「納豆ご飯」などの文が載り、「やっぱり、好きな人は好きなのだ」と嬉しくなった。上品、下品は言わないが、一番素朴なご飯としょう油の組み合わせを食したことの無い人も居るのだ、と今回初めて知った。 場所によって「猫まんま」「おかかご飯」と呼ばれるかつお...
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Rafu Shimpo
May 12, 20162 min read
信濃の無言館へ
今春、日本滞在中に信州の山野に建つ無言館を訪れた。無言館は先の大戦での戦没画学生の遺作を数百点集めて展示する。東京から行くには、まず大河ドラマ「真田丸」でいま人気の上田市まで新幹線、さらにそこから地方鉄道とバスを乗り継ぐ。バス終点の岡上の公園で降りて、さらに山道を歩いて登る...
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Rafu Shimpo
May 11, 20162 min read
「ジャングル大帝」
「知的好奇心旺盛な40代以上に向けた趣味と文化のクオリティー誌」と銘打った月刊誌「サライ」。その3月号に70年前に刊行された『新寶島』と『ジャングル大帝』の特集が載っている。復刻版が別冊付録でついている。 小学生の頃、宿題はほったらかしにしてむさぼり読んだ手塚治虫の冒険...
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Rafu Shimpo
May 10, 20162 min read
白い台ふきん
昔の友人が日本から「台ふきん」を送ってくれた。セロハンの袋に入っている。 8枚重ねでミシンステッチが入ったそのふきんは、母の代から使用していたから、覚えがあった。のりでカチカチに成型されていて、使い始めはお湯でよく洗ってのりを落とす。するとダラーっとなって手に重い感じが...
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Rafu Shimpo
May 7, 20162 min read
くまモンとともに歩む
大地震の発生から来週で1カ月がたとうとする熊本。1月は阪神大震災が発生から21年、3月は東日本大震災が発生から5年がたち、各所で追悼行事を行うとともに、復興の道のりを振り返ったばかりなのに「またか? 何で日本ばかり?」と、嘆きたくなった。 ...
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Rafu Shimpo
May 5, 20162 min read
思い込み
思い込みから、勘違いや誤解が生じることがある。 日本から語学留学に来た女子大生と一緒に交番ボランティアをしていて、えっと思ったのは、応用が利かないというか、言われたことの意味を考えて行動することができないと感じたことだ。優秀といわれる有名大学生に、あまり細かい説明や指示...
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Rafu Shimpo
May 4, 20162 min read
コミュニティーの支援を
今から20年以上も前のこと、私がシカゴの日系紙で仕事をしていた頃、ある日本のジャーナリストと知り合った。 長年新聞畑で仕事をしてきた大先輩であり、いろいろ参考になることも教えていただいたが、そのひとつが、「コミュニティーが支えてくれない新聞は存続できないし、日系紙が育た...
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