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Rafu Shimpo
Jan 12, 20162 min read
月を射る
明けましておめでとうございます。 陽が昇り、今日努力するだけの健康と気力があるだけでもありがたい。中近東では戦火が激しく、泣く泣く故郷を捨て、流浪の民となるたくさんの人々がいる。世界のどこかで、いつ、無差別テロが起き、尊い命が失われるかもしれない。その危険にさらされてい...
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Rafu Shimpo
Jan 9, 20162 min read
原稿はさっさと…
「1面コラムは2時間以内にさっさと仕上げてー」が口癖の編集長。そんな簡単に書けるわけもなく、毎回産みの苦しみを味わうわけだが、今回はなんだか違う。これは冬休み効果に違いない。 いま札幌市の住宅街にある蔵づくりの珈琲店で原稿を書いている。静かで落ち着いた空間。流れる音楽も...
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Rafu Shimpo
Jan 7, 20162 min read
日本のお正月
今冬の暮れとお正月は暖かで穏やかなお天気が続いた。異常気象の一環かもしれないが出歩くには有難い。大晦日の午後、ようやく年賀状を出し終え、おせち料理作りも一段落して暮れの気分に浸る。新しいお酒の栓を抜きテレビの前に座る。紅白歌合戦が始まるのだが昔のようではない。第一、出場歌手...
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Rafu Shimpo
Jan 6, 20162 min read
辛い時こそ明るく笑顔で
テレビの前で釘付けになった。苦しい道のりにもかかわらず連覇の夢を抱いた選手たちは皆一様に笑顔でたすきをつないでいた。 今年の箱根駅伝の覇者、青山学院大学は昨年に続き2年連続の総合優勝を果たした。走り終えた後、インタビューに答える選手たちの笑顔と言葉が印象に残った。「楽し...
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Rafu Shimpo
Jan 5, 20162 min read
あけまして…
毎年、干支のイラスト入りで手書きの賀状を考えるのが楽しみだった。そんな年賀状を出さなくなって久しい。郷に入れば郷に従え―で、こちらへ来てからはクリスマスカードにすっぱり切り替えた。もち論、日本へは、よいお年を、の一言を付け加え、年賀も兼ねる。 ...
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Rafu Shimpo
Dec 30, 20152 min read
歴史に残る年
今年もあと数日となった。私は毎年初に『年間大予測』と称して各種項目について、その年の年末がどうなるか皆さんに予測してもらっている。毎年のことながら年初には予想もしなかった結果になったものもあり、この世が一寸先は闇であることを実感させられる。今年も年末日まであと数日あり、確定...
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Rafu Shimpo
Dec 29, 20152 min read
寒暖差アレルギー
暖房の効いた部屋から戸外に出た瞬間、思わず「寒っ!」(さむっ!)と声に出てしまう感覚は、どなたも経験しているだろう。比較的に温暖とされる南カリフォルニアの冬も、けっこう冷え込む日があり、朝晩の気温はカ氏40度前後(セ氏4〜5度)まで下がり、無意識のうちに「寒っ!」となる。 ...
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Rafu Shimpo
Dec 26, 20152 min read
英王室領マン島の魅力
以前より気になっている島がある。イギリスとアイルランドに囲まれ、アイルランド海のほぼ中央に位置するマン島(英語表記:Isle of Man)だ。淡路島よりやや小さめの面積で、人口約8万6000人程。変わりやすい天候。雨が多めで夏は涼しく冬は寒い。 ...
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Rafu Shimpo
Dec 23, 20152 min read
尻高人形
11月中旬、秋深まる群馬・月夜野で数日を過ごした。 昔、村の名主さまが住んでいたという蔵付き、隠居用離れ座敷付きの、ドでかい民家に泊めてもらった。知人のH氏が買い取り、改築し、「別宅」として週末、利用している。 H氏は隣接する800坪(0・65エーカー)の畑で野菜を...
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Rafu Shimpo
Dec 22, 20152 min read
親子月、春待月
旧暦で12月を「師走(しわす)」と呼ぶことはご周知の通りですが、12月には「極月(ごくげつ)」「限月(かぎりづき)」「暮古月(くれこづき)」のように一年の最後や締めを表現する異称もあります。その他、「親子月(おやこづき)」「春待月(はるまちづき)」などさまざまな呼び方もあっ...
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Rafu Shimpo
Dec 19, 20152 min read
未年も終わりか…
今年、新聞記事を読んでいてフム? と思ったことなどを書いてみる。 ◇黒人差別反対の抗議者がLA市長を取り囲み、講演を中止に追い込んだという記事。フム。 簡単に銃を撃つ警官がいることも確かであり殺された人には哀悼の意を表します。しかし、僕が永住のために渡米した時、先に...
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Rafu Shimpo
Dec 17, 20152 min read
歌は世につれ
師走らしく気軽な話題で。 日本の歌謡曲を日本語TVで聞き流していると歌の題名や歌詞がなかなか面白い。 永六輔といずみたくによる「女ひとり」は永の京都と着物文化の蘊蓄(うんちく)を織り込んだ歌詞に優美な日本情緒の味わいがあり、曲もいい。京都大原三千院、恋に疲れた女がひ...
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Rafu Shimpo
Dec 16, 20152 min read
涙と手紙と
日本の私に電話をかけて来た娘は、涙声だった。 「どうしても抗議したくて、手紙を書き始めたの。こんな人がいるかと思うと本当に悲しくて…」 日本の漫画家がフェイスブックに掲載した「そうだ 難民しよう」とのタイトルのイラストがBBCニュースによって紹介されたという。それは...
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Rafu Shimpo
Dec 15, 20152 min read
少なくなったクリスマスカード
今年もクリスマスカードや年賀状の季節となった。振り返ると人並みにたくさんのことがあった長い1年であった。積み重ねてきた仕事により一層精進することの外に、毎年何か新しいことに挑戦し、充実した時間を過ごしてきたつもりだ。それなのにクリスマスカードを書き始めてハタと気が付いた。以...
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Rafu Shimpo
Dec 12, 20152 min read
熱い、場外での攻防
ワールドシリーズが終わり、このホリデーシーズンは選手にとって、来季への貴重な充電期間となる束の間の休息である。一方で、トレード市場は、賑わいを見せ、場外での球団間の熱い攻防が繰り広げられている。毎日、続々と入ってくる交渉の進展状況、そして大物選手が引き抜かれ5、6年の総額2...
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Rafu Shimpo
Dec 10, 20152 min read
ボランティア…
最近、ボランティアとは何ぞや? を考えさせられる。敬老売却をめぐる論議の中で、奉仕とかボランティアの文字を目にする機会が多くなった。聞いていると、無償であることは奉仕だとか、ボランティアは何か見返りをもらうものだとか、解釈はいろいろあるようだ。 ...
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Rafu Shimpo
Dec 9, 20152 min read
物欲の後の「与える火曜日」
募金箱に入っていた小切手の金額を見て、その場にいた人々は目を疑った。書かれていた金額はなんと50万ドル。送り主はかつて食料品店で廃棄された食料を食べ、その日の生活をしのいでいた夫婦だった。今では人を助けられるようになり、彼らなりの社会への恩返しだった。 ...
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Rafu Shimpo
Dec 8, 20152 min read
上陸記念日に
ひょんなことからLAに住むことになって、17年が経つ。10年を過ぎた頃から毎年「上陸◯周年おめでとう!」のカードが日本の家族から届くようになり、12月のその日は、少し感慨にふけったりする。 最初に覚えたのはバスの乗り方。まず、ダウンタウンのARCOタワー地階のMTAのカ...
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Rafu Shimpo
Dec 5, 20152 min read
「敬老」は誰のもの?
「敬老シニアヘルスケア」はいま起きていることをどう受け止めているのだろう。ただ単にいい迷惑と思っているのか、さすがに驚いて、今までの日系社会との接し方について反省している…なんてことはなさそうな雰囲気だが。 反対運動が起きるのには、それなりの理由がある。もし、今の状況か...
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Rafu Shimpo
Dec 3, 20152 min read
席を譲られる
杖をつき電車に乗ると携帯から目を上げた男性がさっと立って席を譲ってくれた。横にいる家内を見かけ、隣に座っていた女性も立ち上がり「奥さまどうぞ」という。お礼をいって座る。微笑ましいカップルだなあと心が温かくなる。小学生の子供に立たせて席を譲ったお母さんもいた。自分もそんな年齢...
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