Rafu ShimpoSep 28, 20172 min read一つ真珠、失す苦難に立ち向かいながら自らの真価を認識させた日系人。そのエピソードを拾い集め、ハワイ・ヘラルド紙に寄稿し、その一部をまとめた「アメリカの真珠」の作者の訃報を目にした。彼女もまた、真珠だと思っていたので、一つ真珠を失った気持ちになった。 ...
Rafu ShimpoMay 31, 20172 min read花子さんのパズル4月末から5月にかけて一カ月ほどの間に友人、知人の葬儀に4回も出る羽目になった。その一人がアメリカ人の花子さん。 花子さんにはデニースという本名があるが、生け花の先生につけてもらった花子という名前が大好きで、電話をかけてくるときは必ず「ハーイ、ハナコで〜す」だった。 ...
Rafu ShimpoJan 25, 20172 min read『スーダラ節考』数日前、日本のインターネット新聞に『植木等と昭和の時代』と題する企画展が三重県で開催されるというニュースが載っていた。1960年代、映画や「スーダラ節」の歌などで日本中に『無責任』を売りにして笑いを振りまいたコメディアン植木等さんの没後10年にあたり出身地で記念展をおこなう...
Rafu ShimpoOct 22, 20152 min readアンジェラさんの飛び立ち青い空に白い波がぶつかる防波堤に、5羽のカモメが止まっていました。カモメたちは順序よく均等に並んで、まぶしそうに海を見つめています。最初の一羽は、他のカモメが飛んだら自分も飛ぼうと思っています。2番目のカモメは、子供たちに餌を与えるために飛び立たねばならない時間を気にしてい...