Rafu ShimpoMay 3, 20182 min read終の棲家はシアトルを発って日本へ。この春も、私たち夫婦の3カ月の介護の旅が始まった。 福岡の私の母は、95歳。この数年は、車で1時間ほどの所に住む妹が実家に通ったり泊まり込むなどして、ひとり暮らしの母を支えている。高知の夫の両親は、94歳と91歳。同居中だった義妹が2人の毎日を支...
Rafu ShimpoMar 14, 20182 min read介護、安心して委ねられたら自分を育ててくれた愛する父母が、自分の知らぬ間に暴力を振るわれていたら。信頼して預けたはずの施設でそのような事態が起こっていたら、後悔、自責の念とともに、弱者を狙った卑劣な行為に怒りを抑えることはできないだろう。 先日、ショッキングな日本のニュースを目にした。厚生労働省...
Rafu ShimpoMay 25, 20172 min read初夏の茶作り介護のため帰省している高知は今、新緑の中にある。このところ抜けるような青空が続き、とりわけ柿の梢の緑が美しい。 と、義母が、「柿の葉茶を作る」と言い出した。柿に限らず、ドクダミ、青シソ、クコ…と、義母は何十年も自家製の茶葉をシアトルまで送ってくれていた。これまで飲むばか...
Rafu ShimpoMar 10, 20162 min readよりどころに寄り添う中学・高校の修学旅行では、必ず寺社見学が入っている。もちろん、その歴史や開祖などの説明はあったが、興味がないので頭に入るわけもなく、ただ行っただけで終わった。それが、年を重ねて、人のご縁をいただいているうちに、お参りしたい気持ちが起こり、寺の宗旨や宗祖を知りたいと思うように...
Rafu ShimpoFeb 23, 20162 min read最後の居場所自宅の近辺に、何軒かの介護ハウスがある。普通の平屋の4寝室を施設用に改造し、介護を必要とする高齢者を1軒で最大6人までビジネスとしてお世話している。高級住宅並みのものから、平均レベル、質素な家まで、さまざまである。用事がありその何軒かを訪れ、居住者の生活を拝見する機会がある。...
Rafu ShimpoJul 18, 20152 min read日本のWi-Fi事情ここ数年、家庭の事情で日米間を数カ月単位で移動している私たち夫婦は、この『磁針』原稿の送信をはじめ、仕事のほとんどをインターネットに頼っている。困るのは、介護のために福岡の実家に滞在する時だ。92歳の母は、コンピュータとは無縁の暮らし。家でインターネットは使えず、近くにネッ...
Rafu ShimpoJun 24, 20153 min readナルクUSA創立10周年:「生活の質」話し合うシンポジウムで「55歳からの生活の質」について見解を述べるナルクの高畑会長(中央)。パネリストは(右から)ウイルハイト会長、福山さん、小谷さん、青木さん、仲さん 会場には保険や介護ホーム、葬儀社、弁護士などのブースが並び、参加者は立ち寄って情報を得ていた...