Rafu ShimpoFeb 1, 20182 min read「流れに棹さす」漱石の「草枕」の冒頭の一部に「情に棹させば流される」がある。その前が「智に働けば角が立つ」、後が「意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい」と続く。この「棹させば」の元となる表現「流れに棹さす」が昔からあるが、現代日本人の多くがこの正しい意味を誤解していると、文化庁が...
Rafu ShimpoOct 3, 20172 min read「そうえつ」キーボードに「そうえつ」と打った。出て来ない。「やなぎそうえつ」と打って変換したがやはり出ない。「なんや、知らんのん?」とパソコンにぼやきながら、目をこらして見ると、新聞にはルビが振ってあった。「やなぎむねよし」で、民芸運動の「柳宗悦」がやっと出た。「むねよし」と読むとは、...
Rafu ShimpoDec 23, 20152 min read尻高人形11月中旬、秋深まる群馬・月夜野で数日を過ごした。 昔、村の名主さまが住んでいたという蔵付き、隠居用離れ座敷付きの、ドでかい民家に泊めてもらった。知人のH氏が買い取り、改築し、「別宅」として週末、利用している。 H氏は隣接する800坪(0・65エーカー)の畑で野菜を...
Rafu ShimpoOct 7, 20152 min readヤバイ話「ヤバイ」という表現は、もともとは泥棒の隠語で、見つかったり、捕まったりしそうだ。危険だという意味だったという。ところが最近の若者たちには「あの子、カッコイイね。ヤバイヨ」のように「ヤバイ」を肯定的な意思表示に使っているようだ。道徳観念で生きる私たちシニアにとって、ヤバイ反...