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Rafu Shimpo
Apr 26, 20162 min read
世界でいちばん幸福な大統領
ウルグアイのホセ・ムヒカ前大統領が初来日した時にちょうど広島に滞在していましたので、平和記念資料館で遭遇するかと思っていたのですが、私が目にしたのはG7外相会合のための警備の物々しさでした。 ムヒカ氏はいつも穏やかな表情をしていますが、若き頃はゲリラ抗争をしており、銀行...
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Rafu Shimpo
Apr 23, 20162 min read
ボノボから学ぶ
トランプ大統領候補が、やたら日本を敵視する発言を続けていて悲観的になる。 日米関係の歴史を振り返ると、今から163年前の1853年にペリーの黒船が来航した。その後、日米和親条約や日米修好通商条約を締結し、開国し、幕府が終焉し、明治維新へ世の中が変遷した。強いアメリカのお...
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Rafu Shimpo
Apr 19, 20162 min read
ロスの桜、ジャカランダ
日本は桜の季節。この時期、桜見物に日本に帰国する人も多く、うらやましい。桜前線なんて、日本人の言語感覚の繊細さがよく表れ、聞くたびに感心する。 しかし、ロサンゼルスにも桜がある。そう、あのジャカランダの紫の花だ。今真っ盛り。空一帯を覆い、紫の浮雲のように見える。37年前...
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Rafu Shimpo
Apr 12, 20162 min read
少額でも賭博
バドミントンの有望な選手2人が、闇カジノに出入りしていたことが分かり、リオ五輪出場の可能性は消滅した。一人は世界ランキング2位の選手だという、なんてことを…。言葉も無い。「法令遵守の意識がかなり欠如している…」と涙で絶句した日本バドミントン協会の専務理事の言葉に共感すると同...
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Rafu Shimpo
Apr 9, 20162 min read
再建にご協力を…
世界的な流れとして、プリントメディア特に新聞業界は、インターネット上にあふれる情報のあおりをもろに受け、発行部数の減少に歯止めがかからず、多くが経営不振に陥り悩まされている。みなさんに読んでいただいているこの羅府新報も例外でなく、社員として心苦しく思う。 ...
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Rafu Shimpo
Apr 5, 20162 min read
「サクラ サク」
日本の春を象徴する桜。開花から満開へと華やかなお花見映像が飛び交い、桜花爛漫。 美しい桜を愛でながら、仲間たちと美味しいものを食べ、酒を酌み交わし、歓談する光景もまた美しい。平和日本の春の風物詩であることは間違いないのだが、花見の後のゴミの始末に最近は問題があるようだ。...
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Rafu Shimpo
Mar 31, 20162 min read
修学院離宮と桂離宮
泣きたいくらいに美しい…。ドイツの建築家、ブルーノ・タウトが桂離宮に残した賛辞に惹かれて、修学院離宮と桂離宮を拝観した。 比叡山の麓、東山連峰の山裾に造られた修学院離宮は、1655年頃、桂離宮に30年遅れて造営された。54万5千㎡の敷地に上中下の3つの離宮(お茶屋)から...
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Rafu Shimpo
Mar 30, 20162 min read
消費大国のもったいない精神
消費大国、米国で暮らす日系人の家庭では、親子間でも物に対する考え方の違いが顕著に現れているようだ。 日本で生まれ育ち、物心ついてから渡米した新1世は、物を大切に扱う習慣があるように思う。ある時、取材先で出会った新1世のご婦人は、食べ物を残して捨てることができず、外食で食...
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Rafu Shimpo
Mar 29, 20162 min read
命がけの卒業証書
「高校の卒業証書は、僕の人生を左右する大切なものです」。これは、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)のメリッサ・フレミングさんがシリア難民のハニ少年にした、「シリアから何を持って逃げてきたか」という質問に答えたものです。学校への通学路にはスナイパーがおり、教室では爆弾の音...
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Rafu Shimpo
Mar 26, 20162 min read
おもてなし
世界のあちこちで日本流「おもてなし」がはやっているそうな。僕にとって「おもてなし!」と大上段に言われると、それなんだっけ、食べられるの?となりそうな気がする。僕ら古い人間ならば日本の「おもてなし」は当たり前のこととして受け入れ、受ける側もその「おもてなし」の範囲で楽しむこと...
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Rafu Shimpo
Mar 23, 20162 min read
幸せは心で感じるもの
脳科学の立場からの説明によると、私たち人間が感じる幸福感とは脳内に分泌されるドーパミンが引き起こす化学反応によるものだという。分泌されるドーパミンの量が多ければ多いほど、より幸福感を感じるのだそうで、結局、幸福感の強弱は脳内ドーパミン分泌量の多寡によって決まるのだそうだ。 ...
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Rafu Shimpo
Mar 22, 20162 min read
紙の本を守れ
先日、日本語の古本屋に行って驚いた。全米に9店舗を展開する日本の大手の支店だ。かつては広い店舗にぎっしりと古本が並び、格安の値段が魅力だった。隙間時間に冷やかしに立ち寄ったものだ。ところが今、店舗の3分の2を占めるのは、DVD、PC備品、楽器の類で本は片隅に追いやられている...
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Rafu Shimpo
Mar 19, 20162 min read
災害情報は母国語でも
命や生活に関わる災害情報を多言語で発信する大切さをあらためて痛感したのは、5年前の東日本大震災の取材でのことだった。 被災地には日本人だけでなく、外国から来た人たちも多く暮らしていた。テレビやラジオ、行政などからの情報は日本語なので、どうしていいか分からずとても不安にな...
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Rafu Shimpo
Mar 17, 20162 min read
「いろは歌」
日本の古今東西のあらゆる詩歌の中で僕が最高峰と思うのが、いろはにほへとの「いろは歌」だ。ではまずそれをここに。 いろはにほへとちりぬるをわかよたれそつねならむうゐのおくやまけふこえてあさきゆめみしゑひもせす 次にこれを漢字入りで書き直してみる。 ...
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Rafu Shimpo
Mar 16, 20162 min read
清水の舞台から…
知人の娘さんが日本からアメリカの高校に編入してきて3カ月が経った。彼女はアメリカ生まれで、7歳までサンフランシスコ近郊で過ごした。その後、三世の父親とともに東京に移住し、この春、10年ぶりに帰米した日系四世だ。 子供の頃、脳細胞に入り込んだ英語の聴力や発音力はそのまま残...
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Rafu Shimpo
Mar 15, 20162 min read
みんなが活躍
一人の女性が投稿したブログが、国政をも動かそうとしている。 「保育園落ちた日本死ね!」 過激な発言に最初は、ギョッとした。怒りのブログは続く。 「何なんだよ日本。1億総活躍社会じゃねーのかよ。私、活躍出来ねーじゃねーか…」保育園を増やせと訴える、核心をついたブロ...
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Rafu Shimpo
Mar 12, 20162 min read
きれいなスポーツ界を
プロ野球界で、やってはならない野球賭博になんと現役選手が手を出してしまった。野球協約違反を認めた3選手が昨年10月、無期の失格処分を受けたのが記憶に新しい。そして今週、新たにまた1人の賭博関与が発覚した。4人はすべて、野球少年の多くが憧れる巨人の選手だけに、ファンのショック...
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Rafu Shimpo
Mar 10, 20162 min read
よりどころに寄り添う
中学・高校の修学旅行では、必ず寺社見学が入っている。もちろん、その歴史や開祖などの説明はあったが、興味がないので頭に入るわけもなく、ただ行っただけで終わった。それが、年を重ねて、人のご縁をいただいているうちに、お参りしたい気持ちが起こり、寺の宗旨や宗祖を知りたいと思うように...
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Rafu Shimpo
Mar 9, 20162 min read
「冗談じゃないよ」
心のどこかにこだわるものがあり、落ち着かない。何が理由だろうと考えていて、ふと思い当たったのが今朝の出来事。 「これ、A君が翻訳したイベントの案内だけど、目を通しますか」 同僚のJさんが4ページほどのドキュメントを手渡しに来た。軽い気持ちで読み下していくうちにまず、...
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Rafu Shimpo
Mar 8, 20162 min read
自戒あるのみ
震災と心臓麻痺は突然襲ってくる―とは唐突な言いようだが、本当はその予兆、前触れは確実にあるのだけれど、ただ私たちがそれに気付いていないだけなのだろう。 東日本大震災から5年。映像などを通して、天災のもたらす強烈な破壊力を目の当たりにして、その光景に世界中の人々が恐れおの...
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