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Rafu Shimpo
Feb 23, 20172 min read
台湾川柳
4年前にこの稿で「ある和歌集」と題して現代版「台湾万葉集」について書いたことがある。戦前から戦後そして今も日本語を愛する台湾の人々が高い日本語の能力で熱心に集まり詠み続けている和歌集を取り上げた。逆境といえる歴史環境の中で台湾の人々が日本語で人生を織り込んだ命と生活の歌、心...
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Rafu Shimpo
Feb 22, 20172 min read
『想定ない』
落語に「日和違い」というのがあり、ハチ公と易者先生との間で次のようなやりとりがある。 ハチ公「先生、明日の天気は雨かい、それとも曇りかい?」 易者「うん、明日は 雨が降る天気じゃあないよ」 ハチ公「そうかい。雨は降らねえのか。ありがとよ」 ...
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Rafu Shimpo
Feb 7, 20172 min read
命を惜しむ
年頭から悲しいニュースが流れた。あれほど元気だったのに、どうして、と驚くような人が亡くなられた。それからあの人もこの人もと続いた。こちらも年を重ねてきたのだから友人、知人の訃報に接するのは当然である。生まれてきたことは嬉しいが、いつかは命の最後が待っている。誰もが一人で立ち...
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Rafu Shimpo
Dec 6, 20162 min read
鼻濁音が心にしみる
毎秋、ボイルハイツのサクラガーデンズにボランティアに行かせてもらっています。今年のコンサートは、由紀さおりさんと安田祥子さんの姉妹でした。忘れかけていた懐かしい童謡や唱歌の美しい日本語の歌詞が、心を芯から温めてくれました。こんなにも歌う人によって受ける感動が違うのかとの思い...
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Rafu Shimpo
Dec 1, 20162 min read
最近の若い者は
この題名から読者は年配が若者へ叱咤や批判をガンガン書くなとお思いでしょうが、前半は言葉の考察、後半に期待に応えて少々という運びです。日頃思うこの言葉を考えてみました。 まず最近の若いモンはと書くとより感じが出る。意気盛んな年寄りは「近頃の若い奴らは」と言うとより気分が高...
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Rafu Shimpo
Nov 23, 20162 min read
「愚妻」という表現
日本語族の妻帯者諸兄! 奥さんのことを「うちの愚妻が」とか「これ、うちの愚妻で」と人に紹介したことがありますか。 「自分の奥さんが愚かだ、なんて思っちゃいない。結婚すれば夫婦は一心同体。昔のストイックな武士は愛する妻のことを謙虚に『愚妻』と呼んだんだ。いかにも日本人らし...
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Rafu Shimpo
Sep 27, 20162 min read
情感を記億の底に積み重ねる
昨今、朝の7時はまだ明けきれず、夕方の7時はもう真っ暗である。朝も夕も2時間ずつお日さまがどこかに行ってしまったようだ。 夏の夕は9時頃まで日が残っていたのに、今はあっという間に暗くなる。「秋の日はつるべ落とし」日本語はなんて適確な表現だろうと膝を打つ。そのきめ細やかな...
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Rafu Shimpo
Mar 22, 20162 min read
紙の本を守れ
先日、日本語の古本屋に行って驚いた。全米に9店舗を展開する日本の大手の支店だ。かつては広い店舗にぎっしりと古本が並び、格安の値段が魅力だった。隙間時間に冷やかしに立ち寄ったものだ。ところが今、店舗の3分の2を占めるのは、DVD、PC備品、楽器の類で本は片隅に追いやられている...
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Rafu Shimpo
Mar 19, 20162 min read
災害情報は母国語でも
命や生活に関わる災害情報を多言語で発信する大切さをあらためて痛感したのは、5年前の東日本大震災の取材でのことだった。 被災地には日本人だけでなく、外国から来た人たちも多く暮らしていた。テレビやラジオ、行政などからの情報は日本語なので、どうしていいか分からずとても不安にな...
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Rafu Shimpo
Mar 17, 20162 min read
「いろは歌」
日本の古今東西のあらゆる詩歌の中で僕が最高峰と思うのが、いろはにほへとの「いろは歌」だ。ではまずそれをここに。 いろはにほへとちりぬるをわかよたれそつねならむうゐのおくやまけふこえてあさきゆめみしゑひもせす 次にこれを漢字入りで書き直してみる。 ...
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Rafu Shimpo
Oct 8, 20152 min read
エンブレム
2020東京オリンピックのエンブレム騒ぎは作り直しとなったが、今回一連の報道を見ていて別の角度から馬鹿馬鹿しく腹が立ったのは、日本語を持つ日本国でなぜエンブレムという英語を使わなければならないのかということ。徽章とか紋章とか象徴か元々ある日本語では、なぜいけないのか? 大体...
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Rafu Shimpo
Oct 7, 20152 min read
ヤバイ話
「ヤバイ」という表現は、もともとは泥棒の隠語で、見つかったり、捕まったりしそうだ。危険だという意味だったという。ところが最近の若者たちには「あの子、カッコイイね。ヤバイヨ」のように「ヤバイ」を肯定的な意思表示に使っているようだ。道徳観念で生きる私たちシニアにとって、ヤバイ反...
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Rafu Shimpo
Aug 12, 20152 min read
髪の毛の色はグレイ
カリフォルニア州では、70歳を超えて運転免許証を更新するときは、無事故、無違反でも更新時に視力検査、筆記試験などが課せられ、また、有効期間も短縮されることがあるという。私の有効期限が8月の誕生日に切れるので7月初めにDMV(州車両管理局)から更新に関する通知が届いた。 ...
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Rafu Shimpo
Aug 5, 20152 min read
暑い熱い夏
天気予報の気温は平年より低い数値なのに、空は真っ青ではなく、雲に覆われて蒸し暑い。少し動くと、汗がだらだら流れ落ちる。日本の夏を思わせる当地、ロサンゼルス。 この暑さのなか、日系最大のイベント、二世週祭や七夕祭りが来週に迫っている。最後の追い込みに熱くなっている人たちも...
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Rafu Shimpo
Jul 1, 20152 min read
爽やかな42歳
3カ月前に手に入れたスマホを何とか自分に必要な範囲で使えるようになった。ヨチヨチ歩きのレベルである。 このスマホという呼び名がどうも引っ掛かる。スマートフォーンの略なら当然スマフォと言うべきなのに、突然フォがホにかわるのが気に入らない。 ...
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Rafu Shimpo
Jun 18, 20152 min read
パラオ その2 日本語事情
前回「パラオ」について書いたが、パラオの日本語事情やその親日ぶりについて続けたい。春の日本滞在時、天皇皇后のパラオ慰霊訪問に関連したTV報道を見ながら取ったメモを基に書いてみる。 先の大戦終結まで日本の委任統治領だったパラオは、戦後米国の信託統治下に置かれた後、94年に...
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Rafu Shimpo
Jun 16, 20152 min read
松下村塾の台所
テレビの日本語放送はあまり見るほうではない。それでも今「花燃ゆ」という杉文の生涯を描いたドラマを時々見る。文は吉田松陰の妹である。松陰が開いた私塾、松下村塾から後に、明治維新を引き起こす幕末の志士が輩出されたことは、よく知られている。高杉晋作、久坂玄瑞、伊藤博文、山田顕義。...
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