Rafu ShimpoMay 10, 20172 min read「騎士団長殺し」「騎士団長殺し」 村上春樹の新作「騎士団長殺し」(新潮社)を読み終えた。奇妙な題名の小説だ。騎士団長とは中世のCommendatoreの訳。十字軍時に騎士修道会や王侯貴族が設立した騎士団の管区長のことだ。 モーツアルトのオペラ「ドン・ジョヴァンニ」に一人の騎士団長が...
Rafu ShimpoJul 13, 20162 min read若者の政治参加日本の参議院選挙が実施された。今回から選挙権年齢が18歳以上に引き下げられ、日本全体で約240万人の若者が新たに選挙権を得たという。国の将来をになう若い人たちの意見を政治にも取り入れ、若者からの政治離れを防ぐ狙いと、新有権者の意識に期待し、全体の投票率を上昇させたい狙いもあ...
Rafu ShimpoJan 20, 20162 min read墓友(はかとも)日本からの年賀状が年々減っている。電子メールの普及で年賀状を書く人が少なくなったことに加え、天寿を全うする知人、友人が増えているからだ。 そうした中で今年も先輩Kさんからの年賀状が届いた。 「当方は本モノの後期高齢者(83歳)になりましたが、良き先輩やお仲間のお誘い...
Rafu ShimpoSep 30, 20152 min readとんかつ考三浦哲郎に「とんかつ」という短編がある。 母親に付き添われた一人の若者が福井・東尋坊の宿に一泊する。僧侶だった父が急逝。跡を継ぐため、翌朝、名刹に入門するためだった。おそらく「瀧谷寺」(たきだんじ)あたりだろう。 宿の主人は出家する若者をもてなそうと、母親に何が食べ...
Rafu ShimpoJun 11, 20152 min read新聞を読んでこんなタイトルの番組があったような気がするが、そんな高尚なことではない。 なかなか新聞を読めないので、山になっている。5月○日とあったので、先々週かと思ったら、昨年だった。たまりすぎたので、無作為にとったら、今年3月の朝日新聞だった。戦後生まれには、全くなじみのない言葉...