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「Walk the Farm」:タナカ農園ら被災農家を支援
新鮮なミニトマトを持ち、参加者が来るのを待つボランティアの女の子。復興支援に賛同したこうしたボランティアの協力のもと、同イベントは成り立っている
オレンジ郡アーバインにあるタナカ農園で18日、2011年3月11日に発生した東日本大震災で被害を受けた農家を支援するチャリティーイベント「Walk the Farm」が開催された。
参加者に新鮮な野菜を配るボランティアの女の子
日本の農家に「希望」を届ける目的で始まった同イベントは、今年で6回目を迎える。タナカ農園とオレンジコースト・オプティミストクラブ(OCO)が共同で行っており、震災発生の3カ月後の11年6月から毎年行っている。
参加者は約3エーカーの農園内を散策しながら、地元農家などから寄付された新鮮な野菜や果物が試食できる。農園の至るところには復興を遂げた被災地の現在の様子が分かる写真なども展示されており、東北の現状を伝える取り組みを行っている。
イベント開催に伴い、600人のボランティアとNPOおよそ50団体が協力し、今年は猛暑日にも関わらずおよそ2200人の参加者が集まった。
農園に設置された被災地の仮設住宅の様子を伝えるパネル
参加費用は5月30日までに申し込みを済ませた人が1人25ドル。6月1日以降は1人30ドルで、こうした参加費のほかスポンサーからの収益も毎年全額寄付されている。
タナカ農園のグレン・タナカさんによると、今年は合計10万8千ドルが集まり、うち8万8千ドルが東北の被災農家に、2万ドルが干ばつに苦しむセントラル・カリフォルニアの農家に支援金として送られる予定になっている。
農園内を散策しながら野菜や果物を試食する参加者 (写真=マイク駒井)
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