ご意見の募集:「敬老4施設の売却に思う」
市内ボイルハイツにある敬老引退者ホームと敬老中間看護施設(右奥)=9月10日(写真=中西奈緒)
日系コミュニティーの貴重な財産である敬老4施設(敬老引退者ホーム、敬老中間看護施設、敬老看護ホーム、サウスベイ敬老看護ホーム)の米企業への売却がこのほどカリフォルニア州当局により承認され、現在、その手続きが進められています。(2015年9月12日付、同6月6日付、2014年7月16日付の記事参照)
「額に汗して一生懸命に働き、リタイアしたあとは安心して老後の生活をエンジョイできる日本的なサービスが受けられる施設が必要になる」との思いから、1960年代に日系社会のリーダーたちが東奔西走して資金集めを熱心に行い、それに応えて日系社会の個人、企業、団体をはじめ、日米の企業や篤志家たちの善意の集大成として歳月をかけて誕生したのが敬老4施設です。 これまで、50年近くにわたり多くの日系一世、二世のパイオニアの人たちが、各施設で働く職員やボランティアの献身的、奉仕的な世話にあずかり、多くの恩恵を受けてきました。心のこもった日本的なサービスが居住者、入居者にとって、どんなにか心身の大きな癒しになったことでしょう。 高齢化社会を迎えて、今後ますますこうしたサービスと施設の充実が必要とされてくるとき、売却後も質の高い日本的なサービスが継続されるように、敬老4施設のこれからのあり方をもう一度真剣に考えて、日系コミュニティーの要望を反映させていく必要があるとの思いで、読者みなさまのご意見を募集いたします。 お寄せいただいたご意見は、「みんなの広場」欄や特設欄に掲載させていただきます。この問題を皆で共有し、広く考えていくうえで参考になればと思います。 ご意見は、お名前、住所、電話番号、Eメール・アドレスなどの連絡先も忘れずに明記して、Eメール、郵便のいずれかでお送りください。お待ちいたしております。 ◇ Rafu Shimpo 701 E. 3rd St., Suite 130 Los Angeles, CA 90013 E-mail: rafuj@earthlink.net
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