ぴーぷる:2年半のLAでの思い出語る南果 歩さん
アクティブ派でLAに住んでいた頃はヨセミテやマウントシャスタにも足を運んでいたと話す南果歩
「LAに住んでいた頃、芸能活動はせず、子どももまだ小さかったので普通にお母さんをしていました。当時は再婚をしたばかりで、LAは新しい家族を作る上で最高の場所でした」【吉田純子、写真も】
南の夫は「ラストサムライ」や「SAYURI」などに出演し国際派俳優としても知られる渡辺謙。自分の家族も友人もいない場所で、新しい家族がひとつのチームとなって互いに支え合い過ごした時間。家族との時間を大切にする米国の習慣にも一家はすぐに溶け込んだ。 「日本では家族と向き合う時間がなかなかとれませんでした。再婚するまではシングルマザーだったので、子どもとの時間をやりくりするのが大変でした。LAに来てからは毎日子どもの送迎をし、土日は公園で遊んだり、家族でヨセミテやマウントシャスタなどにキャンプに行ったり、日本ではできない貴重な時間を過ごすことができました」 ひとりの母として、妻として充実した日々を過ごしていたLA時代。しかしある時、「女優」としての自分を思い知る出来事があった。 「ハロウィーンでコスチュームを着てみんなで楽しんでいた時、夫から『衣装を着るとイキイキするね』と言われたのです。『最近衣装を着てなかったからじゃないの』と言われた時、そういえばLAでは自分の服だけを着て過ごしていたことに気づきました。どこか自分の中に変身願望というか、衣装を着て、別の人間になる俳優としての欲求が蓄積されていたのかもしれません」 家族のために過ごしたLAでの2年半だったが、子どもの学校のことも重なり、一家は日本への帰国を決意。東京で女優としての活動を再開した。「いったん仕事から離れていた分、演技をすることに新鮮味が帯びてきました。周りへの感謝の気持ちも倍になり、あらたにデビューしたような気持ちになれました」 現在は日本を拠点に、ドラマや映画、CMなどに多数出演し多忙な日々を送っている。 南果歩のハリウッド初進出作品に関する記事はこちら
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