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Writer's pictureRafu Shimpo

イエローアラート:加州知事が導入案承認

 近年、ひき逃げ事件が多発しているのを受け、カリフォルニア州のジェリー・ブラウン知事は28日、ひき逃げ事件アラートシステム「イエローアラート」の導入案を承認した。

 同システムは、ひき逃げ事件が発生した際、フリーウエーにある電光掲示板に、事件発生の知らせのほか、犯人が運転していた車の色や車種、年式、ライセンスプレートの番号などの情報を表示する。犯人逮捕の手がかりとなる情報をいち早く入手し、逮捕することが目的となっている。  誘拐事件や行方不明事件が発生した際にも、フリーウエーの電光掲示板のほか、テレビやラジオ、携帯電話を通して事件発生と犯人情報を知らせる「アンバーアラート」があり、同システムはすでに実施されている。  イエローアラートは電光掲示板のみで、携帯電話などには発信されない。  同案はマイク・ガット加州上院議員(民主・グレンデール選出)が提案。「有力情報を提供した人に、5万ドルもの報奨金を与え、犯人情報をただ待っているだけでなく、捜査当局が市民に情報を発信し、率先して犯人逮捕に向けて動き出すべきだ」と主張していた。  同システムは、ひき逃げ事件で負傷者や死者が出た場合にのみ、事故現場付近に設置されている電光掲示板に犯人情報を表示する。施行は来年1月1日から。  同システムの導入案に賛同していたロサンゼルス郡自転車連合代表のタミカ・ブトラー氏によると、LA市ではひき逃げ事件が毎年およそ2万件発生し、負傷者は約4千人、およそ150人が死亡しているという。こうした事件の被害者の75%が自転車運転者や歩行者だという。  事態を受け、同市では今年はじめ、ひき逃げ事件を目撃し、逃走した犯人情報を警察当局に提供した市民に対し、報奨金を支給する提案を承認。器物損壊の事故に関しては1千ドル、被害者が軽傷を負った事故は5千ドル、重傷の際は2万5千ドル、死亡事故の場合は5万ドルの報奨金が支給される。

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