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オレンジ郡:西ナイル熱感染の蚊確認
オレンジ郡当局によると、同郡で今年初めて、西ナイル熱に感染した蚊が発見された。【吉田純子】
西ナイル熱に感染した蚊は同郡のガーデン・グローブで発見された。当局が今月3日にガーデン・グローブ・ブルバードとニューホープ・ストリート付近で蚊のサンプルを採取し検査したところ、陽性反応が確認されたという。 これまでのところ今年に入ってから人や鳥などへの感染は報告されていない。 西ナイルウイルスは蚊を媒介とするウイルスで、カラスやスズメなど鳥の体内で増殖し、その血液を吸った蚊に刺されることで、人に感染する。感染者のほとんどに症状が現れず、軽い症状として吐き気や発熱、湿疹などがみられる。またごくまれにではあるが脳炎を引き起こし死に至る場合もある。 50歳以上の人や、糖尿病や高血圧の人が感染した場合は、深刻な症状がみられるケースもあるという。 2003年にはカリフォルニア州で6500人以上が感染し、うち292人が死亡する事態となった。 当局は感染を予防するため、住民に対し、長袖のシャツや長ズボンを着用するなどして肌の露出を避け、虫よけスプレーの使用などを呼び掛けている。
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