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オロビルダム:放水路が再開
放水を再開したオロビルダム(カリフォルニア州水資源局より)
今年2月に大雨の影響で水位が上昇し、決壊の恐れが出た北カリフォルニアのオロビルダムの放水路が14日に再開された。【吉田純子】
カリフォルニア州水資源局によると、北加に再び大雨の到来が予想されていることから放水路の再開が決まったという。放水路は3月27日から使用されていなかった。今後2週間ほど、毎秒3万5千立方フィートを放水する予定。 オロビルダムでは2月12日、大雨によりダムの水位が急上昇したため放水したが、放水路の下部に長さおよそ250フィート、幅170フィート、深さ40〜50フィートの巨大な穴ができているのが見つかり決壊の危険性がでた。このためダム周辺地域の住民およそ19万人に避難命令が出され、カリフォルニア州のジェリー・ブラウン知事が非常事態を宣言する事態にまで発展した。 その後、同局は24時間体制で160万立方ヤードの土砂を片付ける作業を行っていた。 放水路には今も巨大な穴があり、同局によると修復工事には2億7500万ドルから3億4400万ドルの費用がかかると見積られている。
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