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サンバナディーノ小学校銃乱射事件:容疑者の身元判明
サンバナディーノにあるノース・パーク小学校で10日に発生した発砲事件で、容疑者の身元が判明した。警察当局によると容疑者はリバーサイド郡在住のセドリック・アンダーソン(53)=写真右=。事件により3人が死亡し、同小学校は12日まで閉鎖され、現在も警察当局による現場検証が行われている。【吉田純子】
事件は同日午前10時半頃、知的障害児の教室で発生した。同容疑者は同小学校の教師で妻のカレン・スミスさん(53)=同左=が授業を行っていた教室に押し入り、スミスさんに向かって無言で銃を発砲したという。教室には1年生から4年生の生徒15人がいた。 スミスさんを殺害後、同容疑者は銃で自殺。この事件で、現場にいた男子児童2人が負傷し、すぐに病院に搬送されたがうち1人(8)が死亡。あとの1人(9)の容体は安定しているという。 サンバナディーノ市統一学校区は12日まで同小学校を閉鎖すると発表。警察当局によると、同容疑者には家庭内暴力や武器・麻薬所持の容疑で犯罪歴があるという。 現場検証は11日も行われ、警察当局は家庭内暴力が関連している可能性も含め捜査を続けている。同容疑者と殺害されたスミスさんは数カ月前に結婚。しかし1カ月ほど前から別居していたという。 10日夜には現場近くの教会でコミュニティーメンバーによる追悼式典が行われた。 サンバナディーノでは2015年12月2日に福祉施設で行われていたパーティー会場で、イスラム過激思想に影響された容疑者2人が銃を乱射し、14人が犠牲となる事件が発生している。
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