top of page
Writer's pictureRafu Shimpo

ネット文字

 先日仕事上のメールで英語人同士のメールに、広告に関してだったので僕のアドレスもCcで入っていた。そのやり取りしていた文中に「TGIF」と書いてあった。  英語人ならすんなり分かる略号なのだろう。ということでググってみたら「Thank God It’s Friday」。なるほど、どこの国でも「はなきん(これが分かるのはちょっと年代の上の人だとか)」は嬉しいようだ。  ちなみに「はなきん」は「花の金曜日」の意味。金曜の夜、明日は休み「さあ~遊ぶぞ~」の意欲満々な言葉。多分英語でも同じような意味合いじゃないかと推測してみる。もっとも今どきの若者は「はなきん」なんて使わないらしい。  「TGIF」もそうだが、ネット用語などで結構略されている単語(というか略字というか)が多く、理解するのに頭を使う。慣れるといろいろな言い回しをしなくていいし、入力が簡単だから楽なようだ。しかも刻々と進化するし。  前回書いた「kwsk(くわしく)」はその後「川崎」に変化してた。もっともごく一部で2度ほどしか見ていない。「川崎」はそのまま消滅し「kwsk」が残るだろう。  この他に「wktk」「gdgd」などが良く見受けられる。ネット用語辞典などを見てみると、wktkは「ワクテカ(ワクワクテカテカ)」の略で「期待に胸をふくらませていて、汗で顔がてかてか光っている様」な状態だそうな。「gdgd」はグダグダ、もしくはグデグデの略で「無気力」「やる気のなさそうな様子」を表すという。  あと、単に「w」一字で「笑う」。これは「(笑)⇨(わら)⇨(わ)⇨w」と変化したもの。これは結構ネット上でよくみられ、本当に面白い時、自嘲する時、自分を卑下しているとき、相手をバカにしている時など広く使われている。「w」がたくさん並ぶと「草が生える」となる。うまいことを言うものだと感心する。  この前読んだ投稿ではこの「w」をたくさん並べている人がいた。「ちょっと『w』が多すぎる」に「とてもつらくて草を生やさないとやっていけない」と返していた。ああ、こんな使い方もあるのだなと思って逆に何となく納得した次第。  慣れてくるとこれらの字を見るだけでその場の雰囲気が分かる。分かったからといってどうなるわけでもないけどね。【徳永憲治】

1 view0 comments

Recent Posts

See All

熱海のMOA美術館に感動

この4月、日本を旅行中に東京から新幹線で45分の静岡県熱海で温泉に浸かり、翌日、山の上の美術館で北斎・広重展を開催中と聞き、これはぜひと訪れてこの美術館の素晴らしさに驚き魅せられた。その名はMOA美術館(以下モア)。日本でも欧米でもたくさんの美術館を見たがこれは...

アメリカ人の英国好き

ヘンリー王子とメーガン・マークルさんの結婚式が華やかに執り行われた。米メディアも大々的に報道した。  花嫁がアメリカ人であるということもあってのことだが、それにしてもアメリカ人の英王室に対する関心は異常としか言いようがない。 ...

野鳥の声に…

目覚める前のおぼろな意識の中で、鳥の鳴き声が聞こえた。聞き覚えがない心地よい響きに、そのまま床の中でしばらく聴き入っていた。そうだ…Audubonの掛け時計を鳴かせよう…  Audubonは、全米オーデュボン協会(1905年設立)のことで、鳥類の保護を主目的とする自然保護...

Comments


bottom of page