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Writer's pictureRafu Shimpo

パイオニア6人を表彰:日系社会で顕著な功績


記念写真に納まる受賞者(前列)と来賓、関係者(後列)ら。前列左からフクハラ、ナガタ、猪瀬の代理で娘のジュディー・ジョブズ、半田、松前、ヤナイの6氏。後列は、左端がハラ実行委員長

記念写真に納まる受賞者(前列)と来賓、関係者(後列)ら。前列左からフクハラ、ナガタ、猪瀬の代理で娘のジュディー・ジョブズ、半田、松前、ヤナイの6氏。後列は、左端がハラ実行委員長



グランドパレードで手を振る【写真上】リチャード・フクハラさん【同下】半田さん(左)と妻の俊子さん

グランドパレードで手を振る【写真上】リチャード・フクハラさん【同下】半田さん(左)と妻の俊子さん

 二世週祭財団(テリー・ハラ実行委員長)が選出したパイオニア賞受賞者6人に対する表彰昼餐会が19日、小東京のダブルツリー・ヒルトンで開かれた。南加日系社会の発展のために尽力するリチャード・ユタカ・フクハラ、半田俊夫、猪瀬加代子、松前勝清、ジョージ・タカマサ・ナガタ、デビッド・ヒロシ・ヤナイ各氏の顕著な功績をたたえ、家族や奉仕仲間など出席者約250人が先駆者の受賞を盛大に祝った。【永田潤、写真も】

 ハラ委員長があいさつに立ち、受賞者6人の業績について「各自のコミュニティーに敬意を払いながら、長年にわたりボランティア精神を持って、活動を継続し人生を捧げてきた」とたたえた。同祭が75回記念にあたり「一里塚」だと強調し、前週のパレードやコロネーションを振り返り、また今週末のさまざまなイベントの見どころを紹介。受賞者と参加者に来場を呼びかけ「楽しんでほしい」と願った。  日系諸団体を代表し、堀之内秀久・在ロサンゼルス日本総領事と、サラ・ハッター二世週祭女王と青木義男・南加日商会頭が、祝辞を述べた。賛辞を惜しまず、それぞれの卓越したリーダーシップや献身、先見性を認め、わが身を犠牲にして日系社会に尽くした受賞者に敬意を表した。総領事は、受賞者の日系社会に対する貢献について「パイオニアの活躍はとても重要で、当地の日本人と日系人の勤勉で正直というよい印象を作ってくれた」と称賛するとともに、謝意を表した。  受賞者を代表してフクハラさんが、謝辞を述べた。栄えある受賞を光栄とし、受賞者を推薦した各団体に謝意を表した。「われわれ6人は、芸術、スポーツ、農業、慈善、文化などそれぞれの分野で、使命感を持って活動してきた。継続できたのは、家族と友人、所属団体のサポートのおかげである」と語った。「われわれの活動は、みんなと団結して前進あるのみ」と強調。さらに「われわれ日本人と日系人の先駆者の意志を後の代にまで伝え、遺産を継承するために教育したい」と願った。  受賞者は、ロサンゼルス市から賞状を、二世週祭委員会からは賞状と記念の盾を授与された。16日のグランドパレードに参加し、オープンカーから観衆の声援に笑顔で手を振って応えた6人は、受賞を励みにさらなる社会貢献を誓った。


グランドパレードに参加した【写真上】猪瀬加代子さん(右)孫娘クリスティーナさん【同下】松前勝清(右)と孫のクリスティーナさん

グランドパレードに参加した【写真上】猪瀬加代子さん(右)孫娘クリスティーナさん【同下】松前勝清(右)と孫のクリスティーナさん

リチャード・フクハラさん 自分の好きな芸術とスポーツで、社会に貢献できたことがうれしい。1世、2世が築いた遺産をわれわれが永久に受け継ぐべきである。日系人が集まって力を合わせれば、1人ではできないすばらしいことができる。これからもずっとみんなで続けていきたい。 半田俊夫さん 好きなボランティアを続けることができれうれしい。奉仕では、僕の信念の「Act globally. Think Locally」を貫き、これからもみんなと一緒に精いっぱい社会に尽くしたい。今は忙しく休むことは、なかなかできないけど、ゆっくりするのは、あの世に行ってからいくらでもできるので頑張りたい。 猪瀬加代子さん ボランティアを長い間続け、楽しく学びながら社会に貢献できることがうれしい。みんなと協力して社会と人助けができることを誇りに思っている。これからも継続したい。 松前勝清さん 民謡を始めていつの間にか35年がたった。弟子を育てるには、曲を弾けるようになるまで時間をかけて教えることが大切だと思う。弟子と打ち解けると、弟子は長続きして習ってくれて、日本民謡の継承につながると信じている。民謡のよさは、その土地、土地に唄があること。こちらに住む日本人に聴かせて、懐かしんでもらえることが何よりもうれしい。 ジョージ・ナガタさん 農業の研究に没頭し、南加農業の技術向上と産業の発展に寄与したことを誇りに思う。私が住むサンディエゴ地区はLAから遠いので、地元に日系コミュニティーを作った。日本の行事を年間を通して行い、日本を恋しく思う1世に喜んでもらえたことがうれしかった。地元のメンバーには、ずっといい関係の社会を維持してもらいたい。 デビッド・ヤナイさん バスケットボールと野球を約35年間指導し、教えながら多くのことを学んだ。スポーツは、人種を問わず、力を合わせて勝利を目指すことができること。また、スポーツを通して薬物撲滅の活動なども行うことが出来よかった。私がコーチとして成功できたのは、バスケットボールが盛んな日系社会のおかげでもあるので感謝したい。


グランドパレードに参加した【写真左】ヤナイさん(中央)は、孫のライアンさん(左)、ギャビンさん(右)【同右】ナガタさん(右上)と妻アルシアさん

グランドパレードに参加した【写真左】ヤナイさん(中央)は、孫のライアンさん(左)、ギャビンさん(右)【同右】ナガタさん(右上)と妻アルシアさん


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