メトロ:小東京の道路閉鎖延期
メトロ鉄道路線の接続工事準備に伴い、4日(金)の午後9時から開始予定だったメトロ・ゴールドラインの小東京/アート地区駅の閉鎖と周辺道路の閉鎖が来年1月初旬まで延期された。
メトロ理事会は3日午後、ホリデーシーズンの道路閉鎖はビジネスに多大な悪影響をもたらすとして小東京実業組合が提訴を辞さない構えをみせ、メトロ側に閉鎖延期を求めていた問題を審議し、実業組合の申し出を受け入れる決定を下した。実業組合側は1月の工事開始に伴う道路閉鎖には反対しないことに同意した。 この結果、トンネル工事用の大型掘削重機を搬入するため、東1街とアラメダ通りの交差点での掘削作業は来年1月に延期され、工事は約3カ月続く。ひとたび工事が始まると、当初の計画通り小東京/アート地区駅は閉鎖され、ユニオン駅から小東京を通ってボイルハイツのピコ/アリソ駅までの間はシャトルバスが運行する。また、小東京内に4カ所の停留所を設け、無料バスを毎日午前10時から夜中の午前零時まで運行する。周辺道路も予定通り閉鎖または車線が減少される。 このほかメトロは工事期間中、買い物などで小東京に来る人のために、シャトルバス路線に沿った3カ所の駐車場を2時間無料で利用できる駐車プログラムを実施する。 メトロはまた、工事によりビジネスに影響が出る人を救済するための基金を設け、ビジネスオーナーの相談にのり、補償にも応じる態勢を整えている。 メトロの路線接続工事は全長1・9マイルにおよび、メトロのブルーライン、エキスポライン、ゴールドラインの3路線を接続。1街とセントラル通り、2街とブロードウエー、セカンドプレイスとホープ通りの3カ所に新駅建設が予定されている。 工事完了は2020年の予定で、これにより乗客は1日当たり1万7000人増加し、通勤通学する8万8000人以上の利用者は所要時間を20分短縮できると見込まれている。アズサとロングビーチ間、イースト・ロサンゼルスとサンタモニカ間が乗り換えなしで利用できるようになる。
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