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モントレーパーク市の「桜祭り」
日本伝統のこまで遊ぶ子どもたち
4月半ばの週末、モントレーパーク市バーナーズ・パークで毎年恒例の「桜祭り」が開催された。「桜祭り」といっても桜は咲いていない桜祭り。公園内には8本の桜が植わっているが、3月にすでに見ごろを迎えてしまったという。
会場の人たちもステージに上がって一緒に演奏する光心太鼓
しかし、春に行われる毎年恒例のイベントであり天候にも恵まれたことで、桜を見ることができなくても、2日間でおよそ8000人が会場に足を運んだ。
今年で19回目を迎えたこのモントレーパーク市の桜祭り。もともとは、ワシントンDCで毎年春に行われる「全米桜祭り」にあわせる形で1970年代初頭に始まり、その後一時中断し1997年に再開したのだという。
ワシントンDCの桜祭りは1912年に当時東京市長だった尾崎氏が3000本の桜の木をワシントンDCに贈ったことを記念した祭りとしてよく知られていて、今や春になると全米各地で桜祭りが開催されている。
七夕飾りの作り方を学ぶ人たち
会場では日本の文化を中心に紹介するさまざまな催しや展示会が行われた。室内や屋外のステージでは歌舞伎舞踊、琉球國祭り太鼓、着物ファッションショー、相撲のデモンストレーション。さらにはフラダンス、ポリネシアンダンスなども披露された。また、茶の湯、生け花、寿司やまんじゅう、折り紙、七夕飾り作りのデモンストレーションなども行われた。
フードコートには人だかりができ、台湾風のアイスティー、スパムむすび、テリヤキ、いか焼、たこ焼き、お寿司などがずらり。子どもからシニアまで、訪れた人たちは食べ歩きをしながら各ブースを巡り、春の一時を楽しんでいた。【中西奈緒、写真も】
ずらりと並んだ食べ物のブースには人だかり
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