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ヨセミテ山火事:乾燥と高温で消火活動難航
観光客にも人気のヨセミテ国立公園付近で発生した山火事「The Ferguson fire」は今も延焼面積を広げ、23日までに3万3743エーカーが焼失し、当局は警戒を強めている。【吉田純子】
カリフォルニア消防局によると、山火事は今月13日に同公園の西側付近で発生。14日には消火活動にあたっていた消防隊員1人が死亡し、これまでに6人がやけどなどで負傷した。周辺の住宅などおよそ3500世帯以上が火の手にさらされており、住民には避難命令が発令されている。 極度の乾燥とカ氏100度(セ氏約38度)を超える高温により消火活動は難航している。消防隊員3千人以上が消火活動にあたっているがこれまでのところ鎮火は13%にとどまっている。 同国立公園は閉鎖には至っていないが、ヨセミテバレーを望む展望地のグレイシャーポイントへと続くグレイシャーポイント・ロードは閉鎖されている。 ヨセミテ国立公園は毎年およそ400万人が訪れる人気の観光地。公園内にはハイキングコースやキャンプ場があるほか、美しい景観が眺められる場所がいくつも点在しているが、山火事の影響で観光名所が煙で覆われる事態となっている。
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