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Writer's pictureRafu Shimpo

ラグビーの明るい未来へ

 日本代表の大活躍でまだ興奮冷めやらぬイングランドで開催中のラグビーワールドカップは、あと決勝戦を残すのみとなった。大方の予想通り世界ランキングトップ2チーム、ニュージーランドのオールブラックスとオーストラリアのワラビーズの対決だ。  惜しくも日本は予選グループ戦で3勝したにも関わらず決勝トーナメントに進めなかった大会史上唯一のチームとなってしまったが、2019年日本での次回の大会に向けホスト国として、大きな希望と勇気と夢をもたらしてくれた。  日本に史上最大の番狂わせで敗戦を喫した南アフリカは、その後は目覚めたように復活し順調に勝ち進んだが、準決勝でオールブラックスに20対18の僅差で敗退した。  日本では、ラグビー熱が新たに再燃している。既に始まっている大学ラグビー、そして社会人(プロ契約選手もいる)のトップリーグが11月13日に開幕する。世界ラグビーリーグの最高峰とされるニュージーランド、オーストラリア、南アフリカで構成されるスーパーラグビーに、2016年から日本ベースにした1チーム(サンウルブス)とアルゼンチンの1チームが加わる。  元フランス代表キャプテンのジャン・ピエール・リーブ氏による「ラグビーは子供をいち早く大人にさせ、大人にいつまでも子供の魂を抱かせる…だからラグビーは素晴らしい」という名言がある。子供=少年とも訳されてあるが、今はもう少年だけではない。というのは、事実、「サクラセブンズ」日本女子7人制ラグビー代表は今年8月にアイルランドの国際大会で優勝し、WS(ワールドシリーズ)全戦出場権利を獲得。11月7~8日に香港、11月28~29日に日本で開かれる2016年リオデジャネイロオリンピック出場をかけたアジア予選大会に参加する。7人制だがラグビー種目が1924年のパリ大会以来に復活するのだ。とにかくこの一連の流れは、ラグビーファンにとっても益々盛り上がる嬉しい展開である。ぜひとも頑張ってほしい!  ちなみにオリンピック・ディフェンディング・チャンピオン(前回優勝)はどこの国かご存知だろうか? 1924年のパリ大会の優勝チームである。意外にも? 正解はアメリカ合衆国である。アメリカも応援しよう!【長土居政史】

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