二世週祭:小東京でグランドパレード
音頭ダンスの振付けを担当し、先頭にたって音頭ダンスをリードした藤間勘須磨社中(写真=吉田純子)
「ジェネレーション」をテーマに行われている今年の「二世週祭」で、11日には「コロネーションボウル」、12日には「グランドパレード」がそれぞれ行われた。両日とも、小東京では「ロサンゼルス七夕まつり」をはじめ日本文化を紹介する各種イベントや展示などが開催され、小東京は祭りを楽しむ人々で賑わった。【吉田純子】
新女王に選ばれたアリス・マリナ・アマノさん(写真=永田潤)
クイーンを選ぶコロネーションボウルは11日夜、小東京のアラタニ劇場で開催され、新女王にオレンジ郡日系評議会推薦のアリス・マリナ・アマノさんが選ばれた。 ファースト・プリンセスには米国日系レストラン協会推薦のケリー・ミドリ・ツナワキ・モックさん、ミス・トモダチはパサデナ日本文化会館推薦のジュリ・アン・ドリンダックさんが、それぞれ選出された。 12日に行われたグランドパレードでは新女王とコートたちがコミュニティーの人々の前に初お目見えした。 今年の音頭ダンスの振付けは藤間勘須磨師が担当。今年100歳を迎えた勘須磨師はグランドパレードにオープンカーにのって登場。沿道の人々の声援に手を振って応えた。パレードは勘須磨社中を先頭に、南加地区で活動する日本舞踊の各社中が続き、和服姿で音頭ダンスを披露した。 全米日系人博物館(JANM)前の広場では今年で10回目となる「ロサンゼルス七夕まつり」が開催された。10日〜12日の日程で行われ、日系だけでなく、地元ロサンゼルスからもさまざまな団体が七夕飾りを作り、色鮮やかな七夕飾りおよそ180基が青空のもと風になびき、小東京を華やかに彩った。 会場付近には今夏発生した西日本豪雨の被災地への義援金を呼び掛ける日系諸団体をはじめ、各種民芸品や洋服などを販売するブースが設けられた。特設ステージでは地元アーティストたちによるパフォーマンスが行われたほか、たこ焼きやかき氷など日本の祭り気分を味わえる屋台も並んだ。 日米文化会館(JACCC)では両日ともにいけばな教授会の展示や表千家同門会の茶道の実演などが行われ、来場者は日本文化を満喫しているようだった。 二世週祭は19日に行われる街頭音頭と閉会式で閉幕する。本紙ではコロネーションボウル、グランドパレードの模様や、18、19両日にわたって行われる各種展示などの詳細を15日付け紙面でもお伝えする。
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