会員500人がエンゼルス観戦:「二刀流」ボブルヘッド手に応援
大谷選手を応援する横断幕を掲げるOCJAAの会員ら。前列右から2人目が藤田会長
オレンジ郡日系協会(OCJAA、藤田喜美子会長)は12日、今季2度目のエンゼルス観戦ツアーを催し、会員ら500人が参加した。目当ての大谷選手の出場はなかったものの、この夜配布された大谷選手のボブルヘッド人形を手に熱い声援を送った。
大谷選手の出番を信じて声援を送る日本人ファン
参加者は、大谷選手の背番号17のユニホームやTシャツに身を包み、手作りの応援ボードや横断幕を掲げ、代打での出場を願った。勇姿を拝むことはできなかったが、懸命の応援で、エンゼルスの大勝を後押しした。
藤田会長によると前回4月のツアーも大谷選手は出ず「これで空振り2回」と嘆いた。だが「人形をもらいエンゼルスも勝ったので、会員に喜んでもらいよかった」と、安堵の表情を浮かべた。大谷選手がプレーする「三度目の正直」に期待を寄せ、次のツアーを検討しているとし「『三振』にならないよう願いたい。大谷選手の満塁ホームランを会員みんなで見たい」と語った。
配られた人形は、投打で鳴らす大谷選手の代名詞「二刀流」の投手と打者が対になったユニークなデザイン。先着順のため手にできなかったファンもいる中、広田悠人、さつきさん夫妻はギリギリで入手したという。シンガポールで暮らす2人は、出会った思い出の地であり、また職場結婚につながった南カリフォルニアにバケーションで訪れた。大谷選手の活躍を見られずやはり残念そう。さつきさんは第一子の長女を身ごもっており、夫妻は「今度来る時は娘を連れて家族3人そろって、『四番』でエースの大谷を見たい」と口を揃え、11月の誕生を待つ。【永田潤、写真も】
「家宝」だという「二刀流」のボブルヘッドを披露する広田悠人、さつきさん夫妻
大谷選手の応援に東京から来た松村友美さん(左)と横浜から来た武井恵さん
エンゼルスの勝利を祝い、カルフーン選手(右)とハイファイブを交わす大谷選手
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