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Writer's pictureRafu Shimpo

佐藤琢磨、順調な仕上がり:4年ぶり優勝へ全力疾走

4年ぶりのトヨタ・グランプリ制覇に意気込む佐藤琢磨

 インディカー・シリーズの今季第2戦、第43回「トヨタ・グランプリ」(ロングビーチ、9日決勝)で、2013年の同大会で初優勝を果たした元F1ドライバー佐藤琢磨が6日、現地入りし全力疾走を誓った。マシンの仕上がりは順調、自身の体調も万全といい、「大好きなコース」というロングビーチで、4年ぶり2度目の優勝を目指す。

 佐藤は今季から、昨年のインディ500を制した強豪チーム「アンドレッティ・オートスポーツ」に移籍した。チームの4台体制という恵まれた環境について「リソースが大きくなり、エンジニアの考え方が深い。2台体制よりもさらに倍のデータが使えるので、どんな状況でも、いいパッケージに仕上げること

テレビのインタビューで、決勝レースの抱負を語る佐藤

ができ、いい手応えを掴んでいる」と話す。オフにテストを重ね「いい感じに車が仕上がり、コンペティティブなシーズンを迎えることができた」といい、開幕戦では5位入賞を果たした。  全力疾走でのアグレッシブさが真骨頂の佐藤は、ロングビーチの抜きどころ4カ所を挙げ「長いストレートをスリップストリームを使って抜くターン1が、最もオーソドックス」と強調する。直角のターン6で仕掛けるには「ツイスティーなターン2からターン5までのセクションで(前の車を追い)詰めて、ターン5で前の車が(ミスで)バランスを崩したりすると抜くことができる」と説明。さらに「ターン6でうまくセットアップすれば、ターン8、ターン9でも抜くことができる」とし、攻めの走りで見せ場を演出する。  市街地コース独特の路面については「凸凹があってとてもバンピーなので、一瞬でも車の態勢を崩すと、あっという間に抜かれてしまうので難しい。タイヤと燃料をセーブして早く走ることを心がける」「ストリートコースは、(多重事故による再スタートなど)いろんな条件が重なってくるので、レースをうまくまとめることができれば、もちろんトップを狙える」と意気込む。近年のトヨタグランプリは事故が少ないとし「戦略(ピットインの駆け引き)で勝つのは、難しい」と予測し、ピットストップは2回を予定する。  トヨタ・グランプリの詳細は、ウエブサイト―  www.gplb.com/  チケットは、電話888・827・7333。 【永田潤、写真も】

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