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加州ビーチ:屋外のシャワー使用禁止に
水不足対策の一環で加州各地のビーチで15日から屋外シャワーの使用が禁止される。写真はマリブビーチ
カリフォルニア州で4年目に突入した干ばつによる水不足問題に対応するため、加州公園レクリエーション局は15日から、州立海浜公園に設置されているシャワーの使用を禁止すると発表した。また同州の刑務所でも、囚人が屋外のシャワーを使用することが禁止された。
同州に38カ所ある州立海浜公園で実施される新たな規制は、屋外に設置されたシャワーのみ適用され、屋内に設置されているシャワーに関しては引き続き使用が許可される。 規制の実施により、年間約1800万ガロンの節水が期待できるという。 夏本番を迎え、これからマリンスポーツを楽しむサーファーや遊泳客には注意が呼び掛けられている。 現在加州に279カ所ある州立公園では、25%の節水目標が設定されており、公園内のトイレなどでも節水が実施されている。 一方、刑務所の管理・運営を行う加州矯正更生局も9日、同州のジェリー・ブラウン知事が設定した25%の節水目標を達成するため、収容されている囚人およそ12万1千人に対し、シャワーの使用を刑務所内に限定し、屋外に設置されているシャワーの使用を禁止すると発表した。 使用回数は週に3回までで、1回の使用時間は5分に制限される。 加州では長引く干ばつ被害を受け、ブラウン知事が4月に州全域で25%の節水を義務付ける行政命令を発令し、水不足に対応している。 学校のキャンパスやゴルフ場、墓地など大量の水を使用する施設などで節水が義務づけられ、各自治体で水使用量を制限するなどの対策が実施されている。ロサンゼルス市でも芝生への散水が現在制限されている。
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