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北カリフォルニアで山火事多発:8200エーカー焼失、住民3千人が避難
北カリフォルニアのスプリング・バレー近郊で23日、大規模な山火事が発生し、25日午後までに8200エーカーが焼失した。23日夜には周辺住民に避難命令が出され、24日午後までにおよそ600世帯、約3千人の住民が避難する事態となっている。【吉田純子】
レイク郡シェリフ局とカリフォルニア州森林管理・防火局によると、山火事はサンフランシスコの北方およそ120マイル、カリフォルニアワインで有名なナパからはおよそ70マイル北方に位置する同郡クリアレイク・オークス北東付近で発生した。 これまでに住宅14棟が損壊した。 カ氏100度(セ氏約37度)を超える高温と極度の乾燥により、火の手は拡大し、消火活動は難航しているという。消火ヘリコプターなども動員し、消防隊員230人以上が消火活動を行っている。 これまでのところ負傷者は報告されていない。 現在、北カリフォルニアでは山火事が多発しており、サンフランシスコから北方およそ200マイルに位置するテハマ郡でも23日に山火事が発生し、これまでに3千エーカーが焼失。住宅などおよそ200棟が火の手にさらされている。加州消防局によると、25日までの鎮火率は20%。 さらに北方のシャスタ郡でも山火事が発生し、1300エーカーが焼失。30%が鎮火した。 いずれも出火原因は特定されていない。 ワインで有名なソノマやナパ両郡を含む北カリフォルニア沿岸部では昨年10月にも大規模な山火事が発生しており、44人が死亡した。この山火事による被害総額は10億ドルと推定されているが、山火事の原因は今も分かっていない。
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