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Writer's pictureRafu Shimpo

北米沖縄県人会芸能部:30周年記念公演を開催

箏や三線、太鼓の演奏とともに琉球舞踊を披露する芸能部のメンバー


 北米沖縄県人会(エディー神谷会長)の芸能部が7日、創設30周年を記念し、トーレンスのアームストロング劇場で、琉球芸能をテーマにした「謡やびら踊やびら(謡って踊ろう)」を開催した。芸能部のメンバーは琉球民謡や舞踊などを披露。観客は琉球芸能を心行くまで堪能した。【吉田純子、写真も】

 芸能部は1987年に12教室の教師が集まり、琉球芸能文化の普及と発展、継承を目的に発足した。現在ではガーデナ、トーレンス、オックスナード、サンディエゴ、オーシャンサイド、オレンジ郡に20教室あり、古典音楽、民謡、舞踊、箏、太鼓をそれぞれ教えている。

指導にあたっている講師の尽力に感謝の言葉を述べる芸能部の新城義道部長

 芸能部の新城義道部長は「指導にあたっている講師たちの尽力のおかげで、30年の成果を披露する記念公演が開催できた」と話し、これまで芸能部の活動を支えてきた人々に感謝の言葉を述べた。  同県人会の神谷会長は10代の頃、母親が家で箏をひき、琉球文化を身近に感じることができた環境を今では感謝していると話した。  自身の息子も昨年三線の勉強のため、県費奨学金資金で沖縄に留学したことに触れ、沖縄の歴史と文化を学び、後世に伝えていくことの重要性を訴えた。最近では自らも三線を習い始めたという神谷会長は「35周年記念講演には私も舞台に立って演奏しているかもしれません」と話し、会場を沸かせた。  公演ではまず芸能部の30年の歴史を振り返るビデオが上映され、琉球文化を当地で受け継ぐ人々の活動が紹介された。  演目は「かじゃで風」「中城はんた前」「渡りぞう、瀧落菅撹」「踊りくわでぃさー」「かりゆしの踊り」「いじゅの花」「毛遊び」「楽しき朝」「村興し」「野原遊び」「月眺み」「砂辺の浜」「月の美しゃ、伊計離り」「海のチンボーラー」「海人」「糸満乙女」「本部大漁節」「オヤケアカハチ、シンカヌチャー」「黒島口説」。  箏や三線の音色に乗せて芸能部のメンバーが琉球民謡や舞踊を披露。観客からも時折手拍子が鳴り響き、観客も一緒になって琉球芸能のリズムに乗り公演を楽しんでいたようだった。

伝統衣装に身を包み琉球舞踊を披露するメンバー


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