南加福岡県人会:宗伸之会長が続投
鏡開きを行う来賓と同県人会の理事メンバーら
南加福岡県人会は1月31日、ホリデーイン・トーレンスで新年親睦会を開催した。今年は近年では最高となる100人以上の会員が集まる中、新年を祝福するとともに、今後の益々の会の発展を願った。
会長続投が決まり、今年もさらに若い世代の積極的な参加を呼び掛けた宗会長
新年会の前に行われた総会では宗伸之会長の続投が決定し、新しい理事メンバーが発表された。 宗会長は今年から青壮年会と同県人会が合併し、今後は一緒に活動していくことになったと述べ、「これからはさらに若い世代の会員が積極的にリードしてくれるような会にしていきたい」と抱負を語り、会の活性化を願った。 来賓として福岡県サンフランシスコ事務所の金堀宏宣所長、在ロサンゼルス日本国総領事館の林和俊領事が出席。福岡県の小川洋知事からは高齢者への祝状と記念品が送られ、同知事に代わり宗会長から宮崎正義さん(80)、大谷秋義さん(80)、鞘野正一さん(80)の3人に賞状が手渡された。藤江正さん(88)、宮本茂さん(88)、片山謙さん(95)、井上文子さん(99)、宮崎雅信さん(103)の5人はこの日欠席。 羅府新報の紙面を見てこの日初めて新年会に参加したというトーレンス在住の土田久子さんは福岡県八女市出身。以前から同県人会の存在は知っていたが、一度もイベントに参加したことはなかったという。「初めて参加しましたが若い世代が多いことに驚きました。同郷の人に会えて有意義な時間が過ごせて楽しかったです」と話し、この日入会した。 近年、同会では若い世代の会員の姿が目立ち、過去の奨学金受賞者が積極的に運営に参加する姿も見られる。県費留学生として九州大学に1年間留学した金川龍介さんもそのひとり。昼食の後の第二式では英語の司会を担当し、会を盛り上げた。 余興では日本舞踊の坂東秀十美師と門下生が「毬と殿様」「千代の松」を、民謡の松前会が福岡県民謡の「博多子守唄」などを披露。さらに福岡県出身のヒロミ・リーチ・デ・杉野さんらが北インド古典舞踊を紹介したほか、カラオケ、福岡太鼓クラブによる小倉祇園太鼓などの演奏を楽しみ、最後は参加者全員で炭坑節を熱唱して新年会を締めくくった。 同会の年間行事は新年会のほか、毎年恒例の夏のピクニック、そして今年は10月15、16両日に3年に1度行われる海外福岡県人会世界大会がメキシコの首都メキシコシティで開催される。宗会長は今年も多くの会員にイベントに参加するよう呼び掛けた。【吉田純子、写真も】
福岡県の小川洋知事から送られた高齢者への祝状を宗会長(右から)から手渡された宮崎さん、大谷さん、鞘野さんの3人
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