叙勲祝賀昼餐会:受章者5人の功績たたえる
叙勲祝賀昼餐会に出席した受章者のハラ氏(左から2人目)、ニシオ氏(中央)、雲田氏(右から2人目)と、3氏を祝福する堀之内秀久総領事(右端)とサビーン夫人(左端)
南加日系商工会議所(山城キティー会頭)は10日、昨年秋と今年春に日本政府から叙勲を受けた在ロサンゼルス日本総領事館管区居住の5人を祝福する「叙勲祝賀昼餐会」をモンテベロ市のクワイエットキャンで開催した。受章者の家族や友人、南加地区の日系社会の代表者らが集まる中、5人のこれまでの功績をたたえ、受章を祝った。【吉田純子、写真も】
昨年秋の受章者は、テリー・ハラ氏とケリー・モア氏。ハラ氏は元ロサンゼルス市警察(LAPD)副本部長で、南加日米協会の理事長や二世週祭の実行委員長などを歴任し、日系コミュニティーの代表として活躍。日系人社会の地位向上と日本・アメリカ合衆国の相互理解の促進、友好親善に寄与したことが認められ旭日小綬章を受章した。
モア氏は在フェニックス日本国名誉総領事を務め、アリゾナ州フェニックスにある日本語補習校「アリゾナ学園」開校にも貢献。日米間の交流促進および友好親善に尽力したことが認められ旭日中綬章を受章した。
今年春の受章者はアラン・ニシオ、雲田康夫、ジェームズ・フォールサムの3氏。ニシオ氏は元リトル東京サービスセンター理事長で、邦人に対して日本語での支援サービスを提供するほか、日系社会のリーダーのひとりとして米国における日系人の地位向上と相互理解の促進に寄与し旭日小綬章を受章した。
雲田氏は日本食文化振興協会の理事長を務め、米国で20年以上にわたり豆腐普及に取り組み、日本の食文化の米国での普及に貢献したとして旭日双光章を受章。
フォールサム氏はハンティントンライブラリー植物園の園長を務め、米国で日本庭園を通じた日本文化の紹介と対日理解の促進に寄与したとして旭日小綬章が授与された。
祝賀会ではスライド映像とともに各受章者の功績が紹介された。モア氏とフォールサム氏は欠席だったが、祝賀会に出席したハラ氏、ニシオ氏、雲田氏には、山城会頭から表彰盾が手渡され、それぞれが受章の喜びを語り、これまでの活躍を支えた家族と日系社会に感謝の言葉を述べた。
叙勲祝賀昼餐会の席上、受章者に祝福の言葉を述べる南加日商の山城キティー会頭(壇上中央)
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