大正クラブ:新年親睦会を開催
杉山会長(右)から感謝の盾を手渡された跡部さん
趣味の会「大正クラブ」は19日、モンテベロのクワイエットキャノンで役員就任式と新年親睦会を開催した。メンバーをはじめ日系諸団体の代表者らおよそ80人が出席する中、今年続投が決まった杉山敏子会長と新役員らの就任を祝福するとともに、同会の益々の発展を願い、親睦を深めた。
社交ダンスを披露したダンス部の新城デービッド講師(左)
同会は1968年7月に創設された。大正生まれのメンバー15人が発起人となり創設したことから「大正クラブ」と名付けられた。現在ではメンバーのほとんどが昭和生まれだが、今も継続して活動している。
旅行部をはじめダンス部、愛石部、写真部、ゴルフ部などがあり、メンバーはそれぞれ好きな部に所属し、趣味を楽しんでいる。
同クラブの一大イベントとなっているのが毎年11月に行われる「健康フェア」。日英両語を理解する日系医療奉仕団体「JCHI」と提携し、同団体に所属する医師とボランティアが無料の健康診断を行っている。
日本語で受診できることから、日本語を母国語とする来場者にも安心して受診できると毎年多くの人が参加している。
今では平成生まれの若者もボランティアとして参加し、運営を陰で支える。
親睦会では同クラブに長年貢献してきた特別協力者と、白寿を迎えたメンバーの小坂寿雄さんに対する表彰式が行われた。
大正クラブ創設時からのメンバーで白寿を迎えた小坂さん
白寿の小坂さんは創設当時から同クラブに所属し、長年愛石部で部長を務めてきた。今も同部に所属し、自身の趣味を楽しんでいるという。 特別協力者に選ばれたのは、健康フェアに長年貢献してきた前田ガイ医師(欠席)、倉田フレッド医師(同)、中嶋ジーンさん(同)と愛石部に所属する跡部明さんの4人。 跡部さんは白寿を迎えた小坂さんの紹介で大正クラブに入り、愛石部に37年間所属しているという。「これからも趣味を楽しみ、頑張っていきたい」と話し、杉山会長から感謝の盾が贈呈された。 今年続投が決まった杉山会長は「日系社会に根付いた大正クラブの活動を次世代に受け継いでもらえるよう今後も頑張っていきたい」と力を込めた。 昼食をはさみ、第二式ではフラメンコのほか、ダンス部の新城デービッド講師によるダンスの披露、メンバー有志のカラオケが行われ、メンバーらは余興を楽しんだ。【吉田純子、写真も】
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