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Writer's pictureRafu Shimpo

小東京で平和祈念イベント:広島、長崎原爆の被爆者慰霊

72年前の広島と長崎原爆の被爆者に黙とうを捧げる参加者(写真=J・K・ヤマモト)

「福島の現状にも目を向けて」

 小東京のフランセス・K・ハシモト・プラザで5日、72年前の広島と長崎原爆の被爆者を慰霊し、平和を祈念するイベント「Come Together to Support Fukushima: Remember Hiroshima & Nagasaki」が行われた。日本時間の6日午前8時15分の広島原爆投下の時刻に合わせ、ロサンゼルス時間の同日午後4時15分に犠牲者に黙とうを捧げ、平和の象徴である鳩が放された。

 同イベントは、2011年3月11日の東日本大震災で発生した福島第一原発事故で、被害に直面している福島の被災者の現状にも目を向け、世界中から支援の声をあげることを目的に開催された。  広島の被爆者であるハリー(ハルヨシ)・フジモト氏の証言のほか、福島の原発事故避難者である加藤美智子さんのスピーチも行われた。  キリスト教、仏教などあらゆる宗派が集い宗教の垣根を超え、また「新一世」とよばれる日本からの移住者と、日系人がともに肩を並べて平和への祈りを捧げる機会となった。  同イベントは主催運営団体であるFukushima Support Committeeをはじめ、サンファナンドバレー日系市民協会、Progressive Asian Network for Action、Chatsworth West United Methodist Church、Little Tokyo for Peace、Council for Pacific Asian Theology、Chinatown Community for Equitable Developmentが協賛となって行われた。

平和を祈念し放たれた鳩(写真提供=ジェフ・チョップ)


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