文化書道米国連合会:秋の文化書道展を開催
書道展会場に集まった文化書道米国連合会の生徒ら。前列右から3人目が喜寿の岩見恒石会長、その左が村田都石さん
文化書道米国連合会(岩見恒石会長)は9日、小東京の日米文化会館(JACCC)で村田都石、岩見恒石両高等師範の喜寿展を兼ねた「秋の文化書道展」を開催した。入賞者に対する表彰式も行われ、受賞者を祝福するとともに、同会会員らの日頃の練習の成果が結集した展示となった。【吉田純子、写真も】
半紙の部・金賞の森正則さん(左)と銀賞の秋田茂子さん
井上拓泉名誉会長をはじめ、歴代の各師範、会員らの作品が展示され、来場者は日本文化のひとつである書道の美しさを堪能した。
会場には陶芸家で文化書道会員でもある尾島益男さんが作製した素焼の陶器皿に、会員が短歌や漢字などを書いた書道と陶芸のコラボレーション作品も展示された。
来場者の中には当地の米国人の姿もあり、日本文化への関心の高さが伺い知れる。
書道展では入選、入賞者への表彰式も行われ、半紙の部では金賞に森正則さん、銀賞に秋田茂子さん、銅賞に立嶋里絵子さんが輝き、有段者の部では間宮規子さんが金賞を受賞。表彰式では岩見会長から表彰状が授与された。
岩見会長(左)から表彰状を受けた有段者の部・金賞の間宮規子さん
喜寿展で作品が展示された岩見会長は書道歴およそ10年。引退後にたまたま足を運んだシニアセンターで同会名誉会長の井上拓泉氏と出会い、以来書道を続けているという。今回は作品6点を展示。「書道も芸のひとつ。やればやるほど奥が深い」と書道の魅力を話していた。 同じく喜寿展で作品が展示された村田会長の書道歴は20年ほど。近所に先生がおり、友人とともに通いだしたのが書道を始めたきっかけだったという。今回は計6点を展示。「書道の魅力は精神統一ができるところ。書く時は何も考えず一生懸命に書いています。書道はこれからもずっと続けていきたい」と力を込めた。
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