新王子、新王女が誕生:小さなアイドル、愛敬振まく
お母さんと一緒に舞台に上がり、審査を受ける1歳—23カ月の女の子たち
かわいらしい幼児のしぐさに会場から「キュート」の声が飛んだ
第77回二世週祭(レイトン・ハシモト実行委員長)は、同祭初の公式イベント「ベビー・ショー」を7月22日、小東京のセンテナリー合同メソジスト教会で開いた。48人の小さなアイドルたちが、愛嬌を振りまいて大いに盛り上がり、今後催されるさまざまなイベントに弾みを付けた。
満面の笑みを浮かべる男の子
あいさつに立ったハシモト委員長は、今年の祭りについて、グランドパレードや日本の伝統文化紹介など、多くのイベントや展示があり、見どころが多いことを強調。ベビーショーに出た子どもたちにも、祭りへの参加を呼びかけ「みんなで盛り上げていこう」と呼びかけた。 ベビーショーは、1歳から6歳1カ月までの幼児が対象。年齢ごとに3部門に分かれ各部門で王子、王女が決定しまた、先に提出したポートレート写真で審査する男女フォトジェニック賞が決まった。審査は印象、性格、笑顔、総合の4つを基準に、それぞれ10段階で総合評価された。 ステージに上がって審査を受けた子どもたちは、手を振ったり、満面の笑みを浮かべながら、会場からの大きな声援に応えたりし、審査員にアピールした。インタビューでは、茶目っ気たっぷりの幼児らしいユニークな受け答えをするなどし、会場は終始笑いに包まれた。 4歳—6歳1カ月の部門の新王子には、サンファナド・バレーに住むクリスチャン・タツミくん(5)、新王女はアーバインから来たケイミー・オキモトちゃん(4)が選ばれた。3部門の各王子、王女は、20日午後4時開始のグランドパレードに参加し、チューチュートレイン(小型の機関車)に乗り込んで、沿道の声援に応えて、お得意の愛嬌を振りまく。新王子のクリスチャンくんは、トロフィーを大事そうに抱え「パレードにこのトロフィーを持っていく」と元気よく話した。新王女のケイミーちゃんは審査で終始笑い「とてもよかった。緊張せずに楽しむことができた」と語った。 審査は、二世週祭女王のジャクリン・トミタさんと、ミス・トモダチのジュリア・タニさんら5人が務めた。タニさんは、子どもたちについて「それぞれに個性があって、見ていてとても楽しかった。かわい過ぎるので、採点するのが難しかった」といい、難役をこなしていた。トミタさんは、女王を務めコートを率いこの1年間を振り返り「日系社会のメンバーが温かく迎え入れてくれて、楽しく任務を果たすことが
マイクを向けられ、笑顔の女の子
できた。初めて会う人と知り合ったり、社会を引っ張るロールモデルの人々からたくさんのことを学ぶことができた」と述べた。就任間近の新女王とコートに向け「他では味わうことができないエキサイティングな経験が待っているので、日系社会の代表ということに誇をに持って、奉仕を楽しんでほしい」と、エールを送った。
ハシモト委員長は、ベビーショーについて「とても盛り上がってよかった。これから多くの行事を控え、いいスタートをきることができた」と胸を張った。参加者の子どもたちに対しては「入賞できなかったこどもたちも、これからの二世ウィークのイベントに参加しまた、大きくなれば日系社会の一員として尽してほしい」と願った。【永田潤、写真も】
トミタ二世週祭女王からサッシュをかけてもらう、 新王女のケイミー・オキモトちゃん(右)
新王子、新王女が誕生した4歳—6歳1カ月の表彰式
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