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Writer's pictureRafu Shimpo

日系釣り仲間が合同忘年会:4団体、交流深め情報交換

会の最後、集合写真に納まる日系の釣り同好会4団体のメンバーと家族ら

 日系の釣り同好会4団体による忘年会がこのほど、ガーデナの中華レストランで行われた。釣り愛好家のグループが他団体と交流、親交を深めて情報交換などにも役立つということで始められた。

 この日は朝日フィッシングクラブ(AFC)、エビダイバーチーム(海老蔵)、ソルトゲームネット、レドンドカルガモ一家(チームカヤック)、チームトキ(サクラフィッシングクラブ)のメンバーと家族ら45人ほどが集まった。  この会の発起人は、素手でエビ取り30年の古川貴司さん。

初めてチャーター船で釣に出たジョシュワ・ハラサキさん。ブルーフィンツナと記念撮影(個人提供)

「日系にたくさんある釣りグループの横のつながりを作りたい」との思いで、6年前、いくつかのグループに呼びかけた。ダイビングで海と触れ合う古川さんは、海をフィールドにする仲間の結びつきを求めた。  チームトキで会長を務める大内トキさんは釣り歴40年のベテラン。現在84歳の大内さんは「海にいることが好き。だから釣りを始めた」米国に移り住んでからは、マンモスレイクやハイシエナでマス釣りを楽しんだ。沖で仲間と釣りをする今は、同乗する業者に頼み、すぐに下ろして真空パックに。持ち帰っては教会に寄付をしたり、知人に配ったりする。  今年米寿を迎えた釣り歴50年の西屋国弘さんは、日系の釣りの会を長年引っ張ってきたレジェンド的存在。同じテーブルを囲んだチームトキやソルトゲームのメンバーは、アバコ(ビンナガマグロ)を毎年のように釣っていたという西屋さんの話に耳を傾ける。「地球温暖化で(LA近辺の海域が)暖かくなり、(冷たい水を好む)アバコが北の海へ上がってしまった」。西屋さんらが最後にアバコを釣ったのは今から約10年前。釣れる魚の種類が変わってきているのを肌で感じる。地球規模の温暖化が進む現状をメンバーは危惧し、対策を後退させるトランプ政権の対応に憤る声も聞かれた。

大量のイエローフィンツナ(キハダマグロ)とスキップジャック(マガツオ)と豊川さん(南爆フェイスブック提供)

 AFCもソルトゲームやチームトキ同様、年に数回船をチャーターし、3、4日のマグロ釣りに出る。中には船酔いに悩まされるメンバーも。だが、「船酔いにも勝る気分が味わえる」のが200パウンド以上のブルーフィンや、イエローフィンなどの大物を仕留めた時。記念の写真を見せ合うことで話題も広がる。  カヤックを沖合まで漕ぎ出し釣りをするチームカヤックの枝元亮さん。カヤックでの釣りは「自分が船長。計画を立て、釣る場所を決める」醍醐味がある。11月に枝元さんがレドンドビーチで釣ったイエローテール(ヒラマサ)は1メートル11センチ、15キロの大物。港の近くでこのサイズのイエローテールはたいへんめずらしいという。「日本人同士だと釣りに関する考え方が似ている」と枝元さん。来年も大物を狙って行く。

枝元さんがカヤックで釣ったイエローテール(ヒラマサ)=11月、レドンドビーチ(南爆フェイスブック提供)


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