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Writer's pictureRafu Shimpo

日舞やカラオケで親睦:健康を維持し、生涯現役

親睦を深めた北米百働会のメンバーら。前列左から6人目が西会長

 「100歳まで健康で働く」ことを目標にする親睦団体「北米百働会」は12日、モンテベロのクワイエットキャノンで今年度の総会を開き、タック西会長の6年目留任が決った。親睦会には菊間茂・日系担当領事をはじめ日系諸団体の代表を来賓に迎え参加者約80人が、健康を維持し生涯現役で社会に貢献することを誓い合った。

 同会は日本の本部の支部として発足し、今年で58年目を迎える。会の趣旨は、健康な長寿者の会員が親睦を図り、教養を高め、娯楽に興じ、100歳まで助け合って元気で活動することを目指す。

竹嶺会の民謡の演奏。手前右の木津嶺志津師は95歳で、文化伝承に意欲を燃やしている

 本部は、メンバーの高齢化に伴い解散したが、役員の約8割が70歳を超えるという北米の会員の多くは、地域社会の発展や日米の交流のために活動する日系諸団体に属し要職に就いている。受勲者は15人を数えまた、日本の伝統文化では20人以上が今なお現役で指導し後進を育てているという。  会の主な活動は、今回の親睦会と春のラスベガス慰安旅行、LA七夕まつり参加。昨年の熊本地震の際には、見舞金を被災地へ送った。  親睦会であいさつに立った西会長は、現在80歳で、同会入会時は50代だったといい、活動的な多くの先輩たちの後ろ姿を見て、後に続いたという。「ただ、生きるだけでは意味はなく『長生きしてよかった』と、思える人生が理想。そのために体の健康と、心の健康を整え、幸せに過ごせることに感謝しながら、楽しい生活を送ってほしい」と呼びかけた。  来賓を代表し3人が祝辞を贈り、会員が引退後も奉仕活動に勤しみ、社会の発展へ寄与することなどをたたえ、よりいっそうの活躍に期待を寄せた。  顧問のレオ林さんが乾杯の音頭を取り、昼食をともにした。余興は、日本舞踊やカラオケ、民謡、福引きなどを楽しんだ。参加者は多くのおみやげを両手に、ラスベガス旅行(5月11、12日)での再会を約束した。  北米百働会の詳細は西さんまで、電話310・478・4722。【永田潤、写真も】

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