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Writer's pictureRafu Shimpo

榧本流米国錦龍吟詠会:新年会を開催


 榧本流米国錦龍吟詠会の2016年新年会が1月24日、ウエストロサンゼルスの西羅府仏教会社交ホールで開催され、招待流派代表らの吟詠や会長の引き継ぎ式が行われた。

前会長の後藤穣叡師範(左)と新会長に就任した新沢鹿龍師範

前会長の後藤穣叡師範(左)と新会長に就任した新沢鹿龍師範

 森川洸龍師範の司会で開幕が告げられ、前会長の後藤穣叡師範が「皆さんと一緒に詩吟を学んできて今年で吟歴57年になりますが、今日からまた気持ちを新たにして学んでいきたい。漢詩の言葉が私たちの日々の生活によりよい刺激を与えてくれていると実感していますし、日本の伝統である詩吟を楽しみ、末永く味わっていきたい」とあいさつ。  後藤前会長に応えて新会長に就任した新沢鹿龍師範は「吟歴は42年ですが、新会長として心を新たにし、一日一吟の気概で精進していきたい。また、敬老ホームなどへの慰問も行いたいし、春と秋の詩吟大会を通じて東日本大震災の復興に向けた募金活動も続けていきたい」との抱負を語り、新会員を一人でも多く増やしていくことも目標として掲げた。  来賓あいさつでは、国総流詩吟会の世木錦光師範が南加詩吟連盟理事長としての立場から今年の二世週祭詩吟大会のあらましについて説明し、国風流国風会の荒木国樟師範、羅府国誠会の野田国健師範らが「漢詩に込められた先人の思いを朗々と吟じ上げる詩吟は、私たちの心に安らぎと感動を与えてくれる。奥の深い魅力あふれる詩吟をアメリカの地で継承し、広めている吟友みなさんの活動をたたえ、感謝したい」との趣旨を新春のあいさつとした。

植野宗龍総観による吟詠で、今年の「吟じ初め」新年会はめでたく終了

植野宗龍総観による吟詠で、今年の「吟じ初め」新年会はめでたく終了

 さらに錦龍吟詠会顧問の秦湧叡師範、同総観の植野宗龍師範が吟友各自の健康と繁栄を祈念したいとのあいさつを述べ、後藤優龍師範の先導で錦龍吟詠会詩を出席者一同が起立して斉唱。  会員代表吟詠では錦龍吟詠会オレンジコースト、オレンジ、サンディエゴ、サンファナンド、西羅府の各支部から2吟士ずつ、それに各支部師範の代表吟詠が披露された。来賓吟詠では国総流、国風流、国誠会の師範吟詠が行われ、最後は植野宗龍総観による吟詠で、今年の「吟じ初め」はめでたく終了した。  宇宿文彰開教使の食前の合掌、秦湧叡師範のリードにより日本酒でカンパイし、皆でランチを楽しみつつ、LA竹嶺会の「おてもやん」で賑やかにプログラム第2部が始まる。詩吟入りの「武田節」では、会場の岩井国凉師範(国誠会)がステージに上がり、唄と詩吟を見事にこなして喝采を浴びる。  その後は、カラオケや全員に当たるギフト・ラッフルが行われ、南加地区詩吟各流派の吟友たちが和やかに交流する晴れやかな新年会となった。【石原 嵩、写真も】

 詩吟入り「武田節」を会場から飛び入りでこなす国誠会の岩井国凉師範(中央)

詩吟入り「武田節」を会場から飛び入りでこなす国誠会の岩井国凉師範(中央)


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