熱狂的ファン、10万人:各種イベント盛り上がる
対戦形式のトレーディングカードゲームに興じる参加者
アニメや漫画、コンピュータゲームなど、日本のポップカルチャーをテーマにした北米最大のアニメコンベンション「アニメ・エキスポ」が、1日から4日間、ロサンゼルス・コンベンションセンターで開催され、10万人を超す人出で賑わった。会場はコスプレを楽しむ熱狂的なファンで熱気に包まれ、特別イベントではアニメの主題歌を歌う歌手やバンドがライブを行う「アニソン・ワールド・祭」が行われ、盛り上がりを見せた。
会場では、ポケモンやドラゴンボール、ガンダム、マリオブラザーズ、ファイナルファンタジーなど、多種の作品が紹介された。ブースでは、DVDやコミックブック、ポスター、キーチェーン、Tシャツなど各種のキャラクターグッズが売り出され賑わった。
アニメやゲームのキャラクターの人形を販売するブースは人気を呼んだ
ワークショップやレクチャーなど各種イベントでは、アニメ界のさらなる発展を目指して、話し合われた。日本から招かれたディレクターや漫画家、歌手、作曲家、声優、ファッションデザイナーなどが、サイン会やトークショーを行い、ファンを喜ばせた。アニソン・ワールド・祭は、メインイベントの「ジャパン・スーパーライブ」が2日夜、マイクロソフト・シアターで催され、藍井エイルやTM Revolutionなどが参加、日本語の歌詞を口ずさむ参加者も多く見られた。
コンピューターゲームのコーナーでは、普段は家庭で1人で楽しんでいる参加者だが、大勢の仲間とともに各種ゲームに興じていた。対戦格闘アクションゲーム「鉄拳」は、参加者の対戦が大きなスクリーンに映し出され、妙技を披露したり、豪快な技で相手をKOするたびに、大きな歓声が沸き起こった。
サンバナディーノから来た会社員トム・パラディノさん(24)は、ゲーム歴19年。アニメエキスポは、友人から聞き参加したといい「自分のような『ゲーマー』(ゲームプレーヤー)がたくさん来てプレーするので、見ているだけで楽しい」と喜んでいた。日本のゲームについては「本当におもしろい。ロールプレイングの質は特に高い」と語った。
アニメ・エキスポは、今年で25回目を数え独立記念日の週の風物詩としてファンの間で定着している。来年は7月1日から4日まで同所で開催される予定。【永田潤、写真も】
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