top of page
Writer's pictureRafu Shimpo

由紀さおり、安田祥子:29日にべネフィット・コンサート

オーロラ日本語奨学金基金のベネフィット・イベントに出演する由紀さおり(左)と安田祥子

オーロラ日本語奨学金基金のベネフィット・イベントに出演する由紀さおり(左)と安田祥子

 今年で18年目を迎えたオーロラ日本語奨学金基金は28日(金)29日(土)の両日、姉妹としての音楽活動が30年目になる由紀さおり、安田祥子を迎えて秋のイベントを開催する。

 28日は午後5時から「ベネフィット・アワード・ディナー、オークション&ガラ・セレブレーション」を開催。会場はオムニ・ロサンゼルス・ホテル(251 S. Olive St., Los Angeles, CA 90012)。チケットは100ドル。  29日は「由紀さおり・安田祥子ベネフィット・コンサートin LA 」を小東京のアラタニ劇場で開く。午後5時の開演。チケットは125ドル、100ドル、75ドル、55ドル、35ドルの5種類。  ベネフィット・イベントで得られる収益金は、毎年実施しているスピーチ・コンテストの上位入賞者、日本語奨学金受賞者、オーロラ・チャレンジ・グラント受賞者に贈られる奨学金、またそのプログラムの諸経費に充てられる。

由紀さおり、安田祥子  姉の安田祥子(さちこ)と妹の由紀さおりは子供のころひばり児童合唱団に所属し、童謡歌手として活躍。その後、祥子はクラシック界、さおりは芸能界へとそれぞれの道へ進む。  「人を感動させる歌に、ジャンルは関係ないでしょう。一緒に歌えないの?」という母の言葉に後押しされ、再び一緒のステージに立ったことがきっかけで、1986年より姉妹コンサートをスタート。今年で30年目を迎え、先人の残した日本の歌を子どもたちに伝えていきたいという思いで活動を続けている。

由紀さおり(歌手・女優) 1969年、「夜明けのスキャット」でデビュー。爆発的にヒットし、スキャットブームを巻き起こす。「手紙」「恋文」などで数々の賞を受賞。83年に出演した映画「家族ゲーム」では、毎日映画コンクールの助演女優賞を受賞。女優としてもドラマ、映画へ出演し、司会、ナレーションなどでも活躍する。2011年秋、アメリカのジャズオーケストラPink Martiniとのコラボレーション・アルバム「1969」が世界50カ国以上で発売、配信され、iTunes全米ジャズチャートで1位を獲得するなど世界的なヒットとなり、アメリカのみならず、パリ、バーレーンなど、Pink Martiniの公演にゲスト出演している。12年、芸術選奨文部科学大臣賞など数々の賞を受賞。同年秋、紫綬褒章受章。14年にデビュー45周年を迎え記念公演を開催、カバーアルバム「VOICE」「VOICE Ⅱ」をリリース。16年2月に新曲「人生という旅」、7月に「あなたと共に生きていく~由紀さおりテレサ・テンを歌う~」をリリース。3月には日本放送協会放送文化賞を受賞。

安田祥子(声楽家) 童謡歌手を経て東京芸術大学へ進み、クラッシックの道へ。オペラ「フィガロの結婚」のスザンナ役で声楽家としてデビュー。モーツァルトからワーグナーまで数々のオペラに出演。ニューヨークのジュリアード音楽院、ロチェスターイーストマン音楽院に学ぶ。東京芸術大学講師を18年務め、コンサート活動に専心するため勇退。ボイストレーナーの功績も大きく、劇団四季などのミュージカルで教え子が活躍。日本歌曲や童謡、唱歌からクラッシックと幅広いジャンルを歌うコンサートは、美しい日本語、表現の豊かさ、ステージの温かさに定評がある。講演会活動も行っている。公益法人プラン・ジャパンの評議員、草苑保育専門学校の特任講師、NPO法人「音楽で日本の笑顔を」の顧問を務める。2013年7月、童謡、唱歌などを通じ、日本語の美しさや日本人の心を広く伝えた活動が評価され、文部科学大臣表彰を受ける。      ◇  オーロラ日本語奨学金基金は、米国で日本語教育に携わるアメリカ人教師、または大学院生の日本での研修を支援、育成し、日本語を学ぶ学生により良い教育を広めることを目的として、1998年に設立された非営利団体。  毎年、3人に二種類の奨学金、「日本語奨学金」(現役の日本語教師または日本語教育を専攻している大学院生で、将来米国の学校で日本語教師を目指す強い意思のある者に授与)と、「オーロラ・チャレンジ・グラント」(日本文化に関連したさまざまな分野において、日本でなければ実現できないユニークな夢を抱いているカリフォルニア州在住の米国籍保有者)を授与している。  オーロラ日本語奨学金基金では、募金活動の一環として春の日本映画上映会、チャリティ・ゴルフ・クラシック、日本から一流歌手を招いた秋のベネフィット・イベントを行っており、これまでに61人に奨学金、グラントを授与している。  また、未来ある若者を応援するために、「米国高校生によるオーロラ日本語スピーチコンテスト全米大会」を毎年開催し、最優秀者には、東京で行われる「海外高校生による日本語スピーチコンテスト国際大会」に米国代表として出場する資格が与えられる。  問い合わせは、オーロラ日本語奨学金基金、電話323・882・6545。メール—  aurorafoundation@usa.net

1 view0 comments

Comments


bottom of page