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Writer's pictureRafu Shimpo

節水目標未達で罰金:ビバリーヒルズ市など4自治体

 記録的な干ばつに直面するカリフォルニア州は現在、節水対策として、各自治体の水使用量をもとに節水目標を設定している。そんな中、ビバリーヒルズ市をはじめ南加地区の4つの自治体が、同州の設定する節水目標を達成していなかったとして、それぞれ6万1千ドルの罰金が課された。

 同州が節水目標を達成していない自治体に罰金を科すのは今回が初めて。  加州のジェリー・ブラウン知事は今年4月、住民に対し2013年比で25%の節水を義務付ける行政命令を発令。加州水資源管理委員会によると、同州は今年6月から8月にかけて2530億ガロンの節水に成功している。9月には加州全体で26・1%の節水を達成した。  しかし、ビバリーヒルズ市をはじめサンバナディーノ郡のレッドランズ市、リバーサイド郡のコーチェラ・バレー、インディオ市は、節水目標を達成できておらず、6月からこれまでに23億ガロンの水を浪費。1日につき500ドルの罰金が科せられた。  同委員会によると、ビバリーヒルズ市は特に富裕層が多く住み、広大な敷地の中に芝生の庭がある邸宅が多く、水不足に苦しむ現状にも関わらず、植木への水まきに大量の水を使用していたという。  9月の同市の1人当たりの水使用量はおよそ169ガロン。ロサンゼルス市の68ガロンと比べ、圧倒的に多い。  こうした中、干ばつによる乾燥と水不足の影響で、加州全土でおよそ2200万本の木が枯れたとしてブラウン知事は10月30日、非常事態を宣言した。  干ばつにより木が弱っていたところに害虫も繁殖し、被害がさらに拡大したとされる。枯れた木は山火事の被害を拡大させる恐れもあり、ブラウン知事は連邦政府に大量の枯れ木の撤去を要請した。

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