街頭音頭で二世週祭閉幕
花柳禄福美社中とともに街頭音頭をリードする新女王のジャクリン・ヒデミ・トミタさん(右)とコート
「日系の文化と地域社会をたたえる」をテーマに約1カ月にわたり繰り広げられた二世週祭(デビッド・テラガワ実行委員長)が21日、街頭音頭をもって閉幕した。街頭音頭が行われた小東京1街には、音頭参加者のほか、沿道にも見物客が集まり、日系コミュニティーの夏の祭典を華やかに締めくくった。【吉田純子、写真も】
今年の音頭ダンスは花柳禄福美が振付けを担当。13日に行われたコロネーションボウルで選出された新女王のジャクリン・ヒデミ・トミタさんとコートは法被姿で登場し、同社中とともに先頭に立ち、街頭音頭をリードした。
二世週祭のマスコット「アキ・ザ・アキタ」も日本舞踊の社中とともにしっかり踊った
日本舞踊の各社中ほか日系諸団体、コミュニティーの代表者らも音頭ダンスに参加し、音頭を盛り上げた。
日系2世、3世、4世だけでなく、浴衣姿のちびっこ5世たちや、ロサンゼルスらしくさまざまな人種の一般参加者の姿もあり、見よう見まねで音頭ダンスを踊る姿からは、人種を問わず日系文化を満喫し、地域社会にも広がっている様子が垣間見られた。
街頭音頭恒例の「小東京音頭」や「炭坑節」、「安里屋ユンタ」などの民謡が流れ、参加者はキレの良い音頭ダンスで小東京の夏の祭典を盛り上げた。
20、21の両日も日米文化会館(JACCC)では米国書道研究会による書道の展示やデモンストレーションのほか、南風会による盆栽展、日本の伝統手芸「刺し子」の展示など日本文化を紹介するイベントが小東京各所で開催され、西本願寺別院では南カリフォルニア詩吟連盟による吟詠大会も行われ、小東京は日本の伝統文化一色に染まった。
街頭音頭をリードした二世週祭のコートとマスコットの「アキ・ザ・アキタ」
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