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連邦控訴裁:タナカ氏の有罪判決支持
司法妨害などの容疑で5年の禁錮刑が言い渡されていた前ロサンゼルス郡シェリフ局次席局長のポール・タナカ氏(59)に対し、連邦控訴裁判所は8月31日、タナカ氏に対する有罪判決を支持する判決を下した。【吉田純子】
前ロサンゼルス郡シェリフ局次席局長のポール・タナカ氏
タナカ氏はLA郡刑務所内における過剰暴力、人権侵害、汚職に関する連邦捜査局(FBI)の捜査を組織的に妨害し、それを主導していた容疑で2016年に5年の禁錮刑が言い渡されていた。 タナカ氏側は前LA郡シェリフ局長のリー・バッカ氏の命令に従っただけで、何が起こっているか知らなかったと主張。しかし検察側は、このタナカ氏に対する有罪判決を支持した。 タナカ氏はロサンゼルスで生まれ、ガーデナ市で育った。ガーデナ高校を卒業後、ロヨラ・メリーマウント大学に進学し、会計学の学士号を取得。 1980年にエルセグンド市警察に入署し、2年後にはLA郡シェリフ局に入局。2011年から13年までシェリフ局次席局長を務めた。 また1999年にはガーデナ市議に、2005年には市長に就任していたが、今回の事件で有罪判決を受けた後、退職していた。
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