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Writer's pictureRafu Shimpo

5世代、130人が親睦深める:南加熊本県人会ピクニック

南加熊本県人会のバナーを掲げ、写真撮影する80人以上の参加者

 南加熊本県人会は1日、夏恒例のピクニックをセリトスのリバティーパークで開催した。沖田義邦会長はじめ1世から5世までの家族が一堂に会し、ポトラックやバーベキューに舌鼓を打ちながら余興を楽しみ、同郷人や友人とともに和気あいあいと休日を過ごした。  2016年4月の熊本県地震で被災した故郷支援のため、同県人会はこれまでに3万2千ドル以上の義援金を寄付してきた。今年1月から7月までの寄付総額も2140ドルに上っている。

あいさつする沖田会長(左)と安藤みちよさん

 「『5年間は支援活動をしよう』と誓って始めたので、少なくともあと3年は続けたい」沖田会長は冒頭のあいさつで語った。  震災直後に熊本支援ボランティア団体「Love for Kumamoto in LA」(http://loveforkumamotoinla.jigsy.com/)を立ち上げ、積極的な活動を続ける代表の安藤みちよさんがあいさつに立ち「8月の二世週祭期間中、くまモンがLAにやって来る」というビッグニュースを発表した。熊本県PRマスコットキャラクターとして人気のくまモンの訪米とあって、会場からは驚きの声が上がった。  熊本市はくまモンとともに8月18、19日に二世週祭への参加を予定している。日米文化会館に設置される熊本県ブースでは県産商品の紹介も実施。また、18日、19日の両日、熊本県出身の映画監督、行定勲氏の「うつくしいひと1&2」上映会と竹あかり製作体験ワークショップを同会館で開催し、18日夜にはくまモンと助け愛ミニコンサート(仮称)をガーデナのニューガーデナホテルで行う予定。

20種以上の料理を 順番に皿に取る参加者

安藤さんはくまモン訪米の予定を一通り説明し、二世週祭への参加と支援を促した。  バーベキューエリアでは焼きそばやホットドッグの食欲をそそる匂いが漂う。その横では寿司ロールが次から次へと巻かれテーブルへと運ばれる。  公園内にあるピクニックエリアは屋根付きで、暑い日差しを避けられ快適に過ごせる。ステージや芝生エリアもあり、テーブル数も十分。トイレは近くに完備されているので、子供連れからお年寄りまで使い勝手の良い会場となっている。沖田会長は「次にピクニックを催す福岡県人会の宮里会長にもこの場所を勧めているところ」と述べ、来賓として出席した宮里さんも笑顔を返した。 

ドーナツ食い競争をする子供たち

 昼食をはさみ、後半の余興では竹嶺会の民謡、炭坑節、カラオケ、フラメンコ、ラッフル抽選会などがピクニックを盛り上げた。フラメンコダンサー、ミカエラ・カイ(安藤みちよさん)さんのグループに沖田会長も揃いの赤い衣装で参加し、華麗な踊りを披露した。  子供たちがゲームで盛り上がる中、復興支援の応援歌「花は咲く」を参加者全員で大合唱。記念撮影の後閉会した。  沖田会長をサポートする安藤さんはピクニックを振り返り「130人もの参加者があり寄付もいただいた。県人会と共に復興支援をこれからもできる限り続けたい」と語った。  今年は日米協会主催の「日米協会国際シンポジウム熊本大会」を熊本市で予定している。元外務大臣の田中真紀子さんらをパネリストに迎え、11月15日から17日まで開催される。同協会LA支部では参加者を募集している。希望者は沖田会長まで、メール―    kumamonokita@gmail.com 【麻生美重、写真も】

沖田会長の熱唱に合わせて船を漕ぐ飛び入りの応援団


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