LA Daikuが秋の演奏会:11月10日、LADTで
11月10日に秋の演奏会を開くLA Daikuのメンバー
結成10年の節目を迎えた日系混声合唱団「LA Daiku(棚野泰全代表)」は、11月10日(土)午後2時から、 秋の演奏会をロサンゼルス・ダウンタウンのコルバーン・スクール(200 South Grand Ave.)のジッパー・ホールで開催する。
演目は、ドイツ・ミュンヘンに生まれた作曲家カール・オルフの「カルミナ・ブラーナ」。LA Daiku音楽監督のジェフリー・バーンスタイン氏の指揮でソリスト、ローラ・パーカー(ソプラノ)、ロバート・マクニール(テノール)、マイケル・アルフェラ(バリトン)、またジェームズ・ヒグス、ジェスパー・ヒメネズの2人のピアニストとコーラスで演奏される。 カルミナ・ブラーナはドイツ南部のバイエルンにあるベネディクト会のバイエルン修道院で発見された詩歌集をもとに、カール・オルフがカンタータとして作曲。1937年7月8日に、フランクフルト歌劇場で初演され大成功を修めた。 LA Daiku は、2010年から全日本「第九を歌う会」連合会(会長、鳴門市長)に日本国外からは初めての「第九を歌う会 」として加盟。これまでに9年連続、アジア第九初演の地、徳島県鳴門での第九演奏会に参加してきた。同連合会主催によるリューネブルグ第九演奏会、ボン・ベートーヴェン・ハウス第九演奏会(ともにドイツ)、岩沼第九演奏会、会津若松第九演奏会(ともに福島)などの演奏会に参加。来年は中国青島市での第九演奏会の参加も計画している。 また、今年8月のカリフォルニア交響楽団主催の第九演奏会(ディズニー・ホール)にも12年、16年に続き参加した。昨年のディズニー・ホールで開催された日米文化会館主催の第九演奏会「Bridge to Joy」にも企画より携わり、地元の合唱団はもとより日本、サンフランシスコから参加した総勢260人の合唱団の世話役も担当した。 「第九」アジア初演100周年にあたる今年は、メンバー36人が6月に鳴門で開催された記念演奏会に参加。ドイツ、中国、日本、米国からの総勢1200人のイベントとなった。バーンスタイン氏は、合唱指導を担当した。 LA Daikuは今年1月からトーレンス地区にもリハーサル会場を設け、坂崎愛子氏の指導で新たなメンバーとの活動の輪を広げている。リハーサルは毎週火曜がハリウッド、毎木曜日にトーレンスで行っている。 棚野代表は「第九のテーマである『人類愛・兄弟愛』を歌い続け、国境を超えた合唱交流を今後も継続していきたい」と意欲を示し、演奏会の来場を呼びかけている。 演奏会の入場は無料。問い合わせは、メール― LADaiku@aol.com www.ladaiku.org
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