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LAUSD:授業再開、爆発物見つからず
脅迫メールが届いたことから全校で休校措置が取られたロサンゼルス統一学校区(LAUSD)は16日、授業を再開した。LAUSDの代表者をはじめLA市のエリック・ガーセッティー市長、LA市警察(LAPD)のチャーリー・ベック本部長、連邦捜査局(FBI)は15日夜に記者会見し、捜査の結果、爆発物などの不審物は見つからなかったとして安全性を確認したと発表した。
脅迫メールには自動小銃やマシンピストルで生徒の安全を脅かす内容が含まれていた。FBIも協力し、爆発物などがないか12時間におよぶ学校施設の調査が行われたが、不審物は発見されなかった。 休校措置は生徒の安全性を重視した判断だったが、今回の脅迫は悪質ないたずらだったとみている。 休校の対象となったのは幼稚園から高校までの全900校と187校のチャータースクール。生徒およそ64万人以上が影響を受けた。 LA近郊のサンバナディーノでは今月2日、14人が犠牲になる銃乱射テロが発生しており、同市ではテロへの警戒を強めていた。 一方、全米最大規模のニューヨーク統一学校区も同日、同様の脅迫を受けていたが、当局は信ぴょう性がないと判断し、休校措置には至らなかった。 NY市警察は今回のLAUSDの休校措置を「過剰な対応だ」と指摘。 これを受けガーセッティーLA市長は「惨事が起きてからでは遅すぎる。テロへの慎重な対応が求められる中、市民の安全確保が最重要課題となっている」と話した。【吉田純子】
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