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NY市:レジオネラ症で7人死亡
ニューヨーク市のサウスブロンクス地区でレジオネラ症の感染が拡大し、これまでに7人が死亡、86人の感染が確認された。米国内でのレジオネラ症の感染としては過去最大規模となっている。NY市保健当局が発表した。
レジオネラ症は、レジオネラ属菌による細菌感染症で、冷房の冷却塔やシャワー、噴水などから発生する蒸気や噴霧によって感染する。発熱や咳など肺炎に似た症状が現れるが、人から人への感染はなく、発症してもその多くが回復する。まれに腎不全や多臓器不全を起こし、死亡するケースもある。 当局によると、死亡した患者は以前から基礎疾患のある高齢者だったという。今も64人が入院し、治療を受けている。 当局が同地区にある5つのの冷却塔を検査したところ、レジオネラ菌の陽性反応が出たという。レジオネラ菌が検出された冷却塔は、直ちに保健当局が除菌洗浄した。 ビル・デブラシオNY市長は、3日に行われた記者会見で、5つのうちのひとつの冷却塔が感染源の可能性が高いと話し、今後さらに調査を進め感染源の特定を急ぐとしている。 米疾病対策センター(CDC)によると、レジオネラ症感染は8月から9月にかけてもっとも多い時期だという。同市のほかにミシガン州でも3日夜、レジオネラ症に感染し、女性1人が死亡したと報じられた。
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